株式会社日立ソリューションズは、紙書類から必要なデータをAIで自動抽出するクラウドサービス「活文 Intelligent Data Extractor サービス」を10月1日から販売開始する。
同サービスは、2017年7月から販売しているパッケージ製品「活文 Intelligent Data Extractor」の機能をクラウドで提供するものだ。請求書や発注書など、紙書類に記載されている内容から、AIを活用して必要なデータを自動抽出することで、データ登録作業の効率化と精度向上を図ることができる。
また、サーバーなどの新たなIT資産を導入する必要がないため初期費用を抑えた導入が可能で、運用負荷の軽減も期待できる。さらに、データ抽出だけでなく、RPA(Robotic Process Automation)との連携による一連のプロセスの自動化や、電子帳票システム「活文 Report Manager」との連携による電子帳簿保存法に沿った紙書類の電子保管も可能だ。
紙書類の電子化やRPAの導入など、働き方改革による作業の効率化が求められる中、日立ソリューションズでは、請求書や発注書など毎日大量に発生する紙書類に記載された文字情報を、AIによる文字認識機能を活用して自動抽出し、システムへのデータ登録作業を効率化する「活文 Intelligent Data Extractor」を提供してきた。
これまで、多くの引き合いがある中で、中堅・中小企業では、サーバーなどのIT資産の初期導入費の捻出や運用負荷がシステム導入の課題となっていることから、実績のあるパッケージの機能を、新たにクラウドサービスで提供することになったという。
「活文 Intelligent Data Extractor サービス」の提供価格は、スモールプラン(抽出枚数5,000枚/月まで)で月額100,000円(税抜)からだ。ただし、別途事務手続きに掛かる初期導入費用(100,000円から)が必要になる。
【関連リンク】
・「活文 Intelligent Data Extractor サービス」
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