SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が展開するプロミスは、AIを活用した与信システムの運用を開始した。
金融業界における各種先進技術の実用化が拡大するなか、SMBCはアビームコンサルティング株式会社が提供するAI技術を活用した取引情報の分析によって与信モデルを再構築した。創業以来55年の歴史で培った専業ならではの与信システムの強みとデジタライゼーションの活用により、顧客が安心・安全に取引できるよう与信精度を高め、一人ひとりに合わせた最適な与信供与を実現する。
概要
- 分析データは約26億に及ぶビックデータ
- AIを活用することにより最適な分析指標を抽出
- より精度の高い与信算出により顧客へ最適な与信供与を実現
SMBCではプロミスを利用中の顧客の与信審査として、顧客の属性、借入状況等の信用情報に加え、SMBCの取引情報に基づく総合的な与信判断を行っている。このうち約26億に及ぶビックデータである自社会員の取引情報をAIに分析させた。
AIを活用することにより最適な分析指標を抽出。膨大なデータを迅速に処理できる特性を活かし、AIは取引情報の評価において有効となる分析指標を短期間で抽出した。このAIが導き出した分析指標を従来の分析指標に加え、これまでの8倍に及ぶ新たな分析指標を用いて取引情報の評価ロジックを最適化し、与信システムを再構築した。
これにより与信精度を高め、顧客の年収、借入状況および取引状況に応じたより最適なご利用限度額の提供が可能となったという。顧客は安心してお借入やご返済などの取引が可能となる。
【関連リンク】
・SMBCコンシューマーファイナンス(SMBC Consumer Finance)
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