SOMPOホールディングス株式会社、SOMPOヘルスサポート株式会社と株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社は、SOMPOホールディングスグループのヘルスケアサービスについてのノウハウと、東芝グループのAI・ビッグデータ解析技術とを融合させ、糖尿病などの生活習慣病リスクを予測するAIを共同開発した。
今後、SOMPOホールディングスグループが展開するヘルスケアサービスを通じて、具体的なサービスの展開を検討していくとともに、他企業との連携による活用を進めていくという。
- 背景
- 生活習慣病リスク予測AIの共同開発
- 今後の展開
近年、健康診断やレセプトなどの健康関連データにデジタル技術を活用した分析による健康経営推進に向けたさまざまな予防・健康づくりの取組みが行われている。
とりわけ生活習慣病は、医療費の増大や企業における従業員の生産性低下などをもたらすことから、発症リスクの把握と予防によって個人の生活習慣の改善や健康増進を図ることが課題とされている。
両グループは、SOMPOホールディングスグループが持つヘルスケアサービスのノウハウと、東芝グループがもつAI・ビッグデータ解析技術とを融合させ、糖尿病・高血圧症・脂質異常症の3つの生活習慣病リスクを予測するAIを共同開発した。
SOMPOホールディングスグループは、約500の健康保険組合に対して特定保健指導を行うSOMPOヘルスサポートのノウハウと顧客ネットワークを持ち、東芝グループは、産業分野で培ってきたビッグデータ解析技術や、国内外の大学などと共同研究してきたヘルスケアデータマイニング技術※に関する知見を持っている。
両グループは、生活習慣病リスクを予測するAIの精度向上に加えて、食生活や運動習慣改善などの行動変容を促すためのソリューション開発を進めていく。2018年度中に健康保険組合における特定保健指導などで実証実験を開始する。
また、糖尿病発症後の重症化を予防するための健康指導などのサービスに向けたアルゴリズム開発のほか、対象となる生活習慣病の範囲拡大に向けたAI開発・強化を目指す。
【関連リンク】
・東芝(TOSHIBA)
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