京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下 KCCS)は、AlpacaDB,Inc.(以下 Alpaca)から、画像認識モデル作成サービス「Labellio」を譲り受け、KCCSによる運用を2016年1月19日から開始する。
近年のAI(人工知能)関連技術の進化によって、画像などの非構造化データを分析し、ビッグデータとして活用できるようになった。中でも、ディープラーニングを活用した画像認識はすでに人間が目視するのと遜色ない精度に達しており、今後は画像認識技術を活用した製品の普及が期待されている。
しかし、これら最先端の技術を活用するためには、人工知能の専門知識、高価な計算環境、ディープラーニング用ソフトウェアのノウハウなどが必要であり、これらの技術を搭載したシステムやアプリの開発には高いハードルがある。
Labellioは、専門知識や特別な環境がなくても簡単にディープラーニングによるオリジナルの画像認識モデルを作成できるクラウド型のWebサービスだ。ユーザは用意した画像をLabellioにアップロードするだけで画像認識モデルを作成できる。
作成した画像認識モデルは、さまざまなシステム・ソリューションの開発に活用できる。例えば、工場では製品の良品・不良品を目視で判断していることがある。Labellioを活用すれば、画像認識の専門知識がなくても良品・不良品を自動で判断するシステムの開発が可能になる。
Labellioは2015年6月にリリースされて以来、国内外で多数のユーザを獲得し、ディープラーニングを活用した画像認識技術の普及に大きく貢献している。
KCCSは、ディープラーニングの技術を持つAlpacaの画像認識技術を取り入れるとともにAlpacaと連携を図ることで、AI技術の強化を図る。また、AI関連のベンチャー企業や大学研究室などとの提携を通じ、AIを活用したプラットフォームサービスの拡充を目指す。
【画像認識モデルの作成イメージ】
https://youtu.be/HOtKJ2NcsMo
【関連リンク】
・京セラコミュニケーションシステム
・Alpaca
・Labellio
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