自動車の運転支援技術の普及により、国内における死亡事故発生件数は減少傾向にある。
しかし、令和元年版交通安全白書によると、平成30年中に43万601件の道路交通事故が未だに発生している。
交通事故を減らしていくためには、人の操作に頼らない自動運転化と、運転ミスを起こさせないように人の運転をサポートするという2つのアプローチがあると言われている。
そのような状況の中、株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)と株式会社リサーチアンドソリューションは、AIを活用した交通事故削減支援サービスの提供について業務提携を結ぶことを発表した。
元々、両社は交通事故削減支援サービスを提供している。
DeNAは2019年6月から、AIとIoTを活用した商用車向け交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART(ドライブ チャート)」の提供を開始している。
「DRIVE CHART」は、商用車向けのサービスだ。
設置した車内外を写す専用車載器による映像、加速度センサやGPSを元に、AIを用いて運転状況を可視化し、運転特性をドライバー自身だけではなく、管理者と共に振り返り、改善することができるサービスである。
リサーチアンドソリューションは、「車録(シャーロック)」という交通事故削減・安全運転支援サービスを提供している。
ドライブレコーダーに記録された動画データから、日常の危険運転の見える化を行い、運転者および管理者にフィードバックすることで、運転者の安全運転意識を持続的に向上させるサポートをしているサービスだ。
業務提携により、「DRIVE CHART」のシステムと、「車録」のシステムを組み合わせ、「車録Pro(シャーロック・プロ)」というサービスを共同開発した。
「車録Pro」は、「DRIVE CHART」の特徴であるAIによる運転行動の可視化と、「車録」の特徴である専門分析官による分析・フィードバックを組み合わせたサービスだ。
「車録Pro」により、効果的な交通事故削減に貢献し、導入企業におけるリスクマネジメント分野での車両管理をサポートしていくとしている。
なお、「車録Pro」の販売はリサーチアンドソリューションが行う。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

大学卒業後、メーカーに勤務。生産技術職として新規ラインの立ち上げや、工場内のカイゼン業務に携わる。2019年7月に入社し、製造業を中心としたIoTの可能性について探求中。