近年、ディープラーニングをはじめとするAIを用いたデータ解析技術の発達に伴い、様々な分野や業種でビッグデータの活用が進んでいる。数あるデータの中でも、「天気」は生活や行動に深く関わり、様々なビジネスに直接的・間接的に影響を及ぼしている。
過去の気象データと業務データとの関係を分析し、気象条件がビジネスに及ぼす影響を明らかにすることで、業務の最適化及び効率化、ビジネスリスク/ロスの低減の他、利益の最大化や新たなビジネスチャンスの創出が期待されている。
株式会社ウェザーニューズでは、全国約13,000か所の観測網から得られる気象データと、ユーザーから寄せられる1日約18万件の天気・体感情報を日々の天気予報へ活用している。今回、同社は、業務分析やマーケティング分析に活用できる過去気象データの提供を本日から開始した。
過去気象データは、ウェザーニューズが保有する天気・体感情報を、1kmメッシュ/1時間毎に再解析した以下のデータセットだ。
- 天気(12コード)
- 気温
- 降水量
- 湿度
- 気圧
- 風速
- 風向
- 体感(10ランク:厳しい寒さ/寒い/肌寒い/ちょうどよい/暖かい/暑い/カラッと暑い/蒸し暑い/ジリジリ暑い/厳しい暑さ)
- 日射量
これらの気象データにより、商品の売り上げ・来店者分析や各種イベント・観光地の人流分析、エネルギーの需要・発電量の分析など幅広く活用できる。
具体的な活用例としては、交通・輸送における交通量や配送量の分析、農業における収穫量・価格変動の分析、エネルギー事業における電力需要や再生可能エネルギーによる発電量の分析などだ。また、小売業における商品の売り上げ、来店者数の分析、プロモーションやイベント結果、観光地の人流分析などにも貢献する。
提供データの区分は全国/都道府県/政令指定都市または東京23区で、解像度は1km/500m/250m/125mだ。提供データ期間は、2018年1月1日から現在までの1ヶ月単位で、CSV形式での提供となる。
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