AnyMind Group(エニーマインドグループ)は4月21日、提供するECマネジメントプラットフォーム「AnyX」やインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」などに大規模言語モデル(LLM)関連技術の実装を推進する「AnyMind LLM Lab」を開設したと発表した。
「AnyMind LLM Lab」では、同社が保有するインフルエンサーマーケティング、オンライン広告、ECサイト・モール、物流などに関連するデータと、LLMの技術を掛け合わせた機能と提供価値の向上を図る。
具体的には、同社が展開するプラットフォームへのLLM導入・検証、LLMを活用した新規事業・プロダクト開発機会の模索、自社ECサイト・モールの販売・出荷などのデータと連携し、売り上げ収益と限界利益を最大化する検討を行う。
また、プラットフォームと連携した、新規顧客獲得の効率化とLTV(顧客生涯価値)の最大化、テキストと画像を取り込んだSNSプラットフォームデータとの連携、分析、データ活用の模索などにも取り組む。
例えば、EC展開商品の販売促進に向けた活用では、展開商品の購買情報とSNSでの口コミデータを「AnyX」と「AnyTag」にて抽出。対話AI(人工知能)「ChatGPT」を活用し、ユーザーの購買行動や口コミの傾向を割り出し、グルーピングを実施する。
その後、データを基に、「デザイン」「価格」「機能」など、複数の訴求軸からのポイントを割り出したマーケティングプラン策定、オンライン・SNS広告クリエイティブの制作・文言策定への活用などのマーケティング施策改善に活用する。
同社では、「AnyMind LLM Lab」を通じて、保有するインフルエンサーマーケティング、オンライン広告、ECサイト・モール、物流などの関連データを、迅速で柔軟に活用していくことで、提供価値向上を目指すとしている。
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