株式会社電通においてテクノロジー起点の新しい表現開発に取り組む制作チーム「Dentsu Lab Tokyo」(電通ラボ東京)は、英国のミュージシャンBrian Eno氏(ブライアン・イーノ)とともに、人工知能(AI)の可能性を追求する先鋭的なプロジェクトを発足した。イーノ氏が作曲した最新楽曲「The Ship」に合わせて、映像が自動的かつリアルタイムに生成されるミュージックビデオを同プロジェクトの特設サイト上に公開した。
同プロジェクトは、AIを「人間の知能」と対比しその違いを際立たせるために「機械知能」(Machine Intelligence:MI)と名付け、機械が人間のようなクリエーティビティーを発揮できるかを模索するもの。具体的には、人類共有の外部記憶ともいえるインターネットから、20世紀以降のエポックメーキングな出来事を記憶として大量に学習させた機械知能を構築し、それが世界的な報道機関が運営するニュースサイトのトップニュースを見て、記憶と照らし合わせながら類似する事象を解釈し、映像を生み出していけるかどうかにチャレンジしたものだ。
特設サイトでは、来訪者ごとに視聴できるミュージックビデオが異なる。これは各人がアクセスした瞬間に映像が生成されるためだ。訪れる度に唯一無二の作品として、楽曲が持つ世界観とともに人々の感性を刺激し続けるという。
特設サイトを視聴するには、携帯端末向けには最適化されてないため、下記パソコン環境でのブラウザーが推奨されている。
・Windows:Google Chrome(最新版)、Mozilla Firefox(最新版)
・Macintosh:Safari 5.0以降、Google Chrome(最新版)、Mozilla Firefox(最新版)
【関連リンク】
・電通(DENTSU)
・電通ラボ東京(Dentsu Lab Tokyo)
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