ファーウェイは、同社のノアの方舟研究所(Noah’s Ark Lab)とカリフォルニア大学バークレー校が人工知能(AI)の基礎研究における戦略提携に合意したことを発表した。ファーウェイは同校に100万米ドル(約1億358万円※)の研究資金を提供し、深層学習、強化学習、機械学習、自然言語処理、コンピューター・ビジョンなどAIに関連する多くのテーマの研究を支援していくという。
ファーウェイとバークレー・アーティフィシャル・インテリジェンス・リサーチ(Berkeley Artificial Intelligence Research、BIAR)ラボのR&Dチームは今後、緊密な協力を通じてAI理論と中核技術に関する大きなブレークスルーを目指していくという。
高度教育機関であるカリフォルニア大学バークレー校は機械学習やその他のAI分野において深い知見を有している。同校のコンピューター・ビジョン、機械学習、自然言語処理、ロボット、研究計画などの分野の研究者が集結して最近設立されたBAIRラボでは、20人以上の教授陣と100人以上の大学院生が人工知能の分野で基礎研究を進めるているほか、マルチ・モーダルの深層学習、人間共存型AI、AIと科学諸分野や人文領域との連携など、分野横断型のテーマの研究を進めているという。
一方、ノアの方舟研究所は、AI、機械学習、データ・マイニングの研究を専門とするファーウェイの研究部門。4年前に設立された同研究所は深層学習、通信分野におけるビッグデータ解析、通信ネットワーク制御、フロー・データ・マイニング、画像データ・マイニング向けに多くの技術を開発してきた。これらの技術はファーウェイのスマートフォンや、通信ネットワークおよびクラウド・コンピューティング分野の製品やサービスで広く活用されてきた。
※ 1米ドル=103.58円で換算(2016年10月10日現在)
【関連リンク】
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・カリフォルニア大学(University of California)
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