人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がける株式会社FRONTEOは、企業などが人工知能を活用する時に課題となる「導入時のつまずき」を解消し、「効果的な運用の継続」を実現するために、FRONTEOのエキスパートとサービスチームが、顧客に代わってAI(人工知能)活用のプロセスを推進する「AIプロセスアウトソーシング(APO)」の提供を開始すると発表した。
「AIプロセスアウトソーシング」は、人工知能の導入経験が無い顧客でも人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を業務の改善や課題解決に活用するための取組みだ。同サービスでは、FRONTEOの人工知能のエキスパートや、AIの運用を担当しているサービスチームが、解析のテスト段階から導入、運用設計をサポートするだけでなく、実際に稼働を開始した後の運用も顧客に代わって担当することにより、AIやデータを扱う専門家が企業内にいなくても、実効性の高いAIの利用を実現する。
FRONTEOが独自に開発した人工知能「KIBIT」は、多くの企業で蓄積していながら利用できていない文書やテキストを解析し、情報資産として活かすことで、継続的な課題の解決を実現している。営業日報や顧客からの問い合わせなど、多くの文書・メール、社内外でのSNSなどあらゆる「テキスト化」されたデータの中から、知りたい、見つけ出したい事柄や結果を抽出し、企業が「見るべき情報」を絞り込んだり、潜在的なリスクやチャンスを浮き彫りしたりすることで日々使われている。
本サービスは以下のステップで進めていく。最初のステップであるAI解析の提供価格は、300万円からで、AI導入や運用設計、運用支援は期間や規模により変動する。
「AIプロセスアウトソーシング」のステップと標準的な期間、担当チーム
[media id=’41404′] 「AIプロセスアウトソーシング」の提供では、人工知能の技術や特性、業務支援での活用に精通したAIエキスパートと、多くのKIBITの導入・運用実績を持ち、日々お客様の支援と運用業務を担当しているAIサービスチームが、お客様に代わって高いレベルの知的業務を担当する。 [media id=’41406′] 人工知能への注目があつまり、企業などの導入検討が進む一方で、取り扱う専門人材の不足やどのように使ってよいか分からない、実装や運用の経験がない、試験的な導入でも大きな費用がかかる、などの問題点があげられている。 [media id=’41407′] FRONTEOでは、今回のサービスにより、日本国内の企業や団体が人工知能を活用する機会を増やすことのできる一貫した体系を構築した。製品では、Lit i View AI助太刀侍やEMAL AUDITOR、PATENT EXPLORERをはじめ、用途・目的に応じて、短期間で導入できる人工知能のアプリケーション化に力を入れている。またAIを活用するエキスパートを育成するプログラムも提供している。今回の「AIプロセスアウトソーシング」により、企業活動で役に立つ人工知能による解析結果を生み出していくという。無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。