三菱重工業株式会社は、2017年4月1日より、独自のAI&IoT技術を駆使した総合的なエネルギーソリューションサービスである「ENERGY CLOUD Service」の提供を開始する。
「ENERGY CLOUD」は、三菱重工グループの発電設備関連事業の実績や技術力、グループ全体で500に及ぶ製品・事業で培った多彩な工場運営ノウハウの蓄積を統合的に分析することにより構築された、独自のAI技術「ENERGY CLOUD Brain」で実現するエネルギーソリューションサービスの総称。
三菱重工グループは、このサービスを通じて、顧客がエネルギーに求める価値や選択肢の多様化にいち早く対応し、CO2排出量の低減(エネルギーのQuality)やエネルギーの安定調達(エネルギーのDelivery)を両立しながら、エネルギーコスト(エネルギーのCost)を削減することで、顧客における「エネルギーのQCD」を最適化する。
新開発の設備稼働モニタリングシステム「Netmation eFinder」によるデータ計測と「ENERGY CLOUD Brain」による分析を通じ、90%を超える高い精度でエネルギー需要を予測し、顧客の設備稼働状況を把握することにより、顧客のエネルギー調達と生産効率の改善をサポートする。
三菱重工グループでは、三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)のガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント実証設備で得たデータを活用したIT技術で、発電設備ユーザーに対するサービスの向上にも努めており、「カスタマー・コンテンツ・ファースト」を合言葉に、エネルギーに関するさまざまな課題の解決に取り組んでいくという。
【関連リンク】
・三菱重工(MHI)
・三菱日立パワーシステムズ(MHPS)
・MHPSコントロールシステムズ(MHPS Control Systems)
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