Googleは、ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds」を発表した。11月から米国で159ドルで発売、またカナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、シンガポールでも11月から発売予定だ。
まず、Pixel Budsはそのスマートな構造が特長だ。左右繋がったワイヤレスコードのどこにもボタンのようなものはない。右のイヤフォンの外側がタッチパッドとなっており、そこを前後にスワイプすることで音量を調節し、またタップすることで音楽を再生、停止することができる。
また、音楽を聴くだけではなく、Google Assistantのあらゆる機能を使って、ユーザーが求める答えをイヤホンを通して得ることができる。たとえば、右イヤフォンのタッチパッドを押しながら依頼すれば、ハンズフリーの通話制御、カレンダーの予定や着信メッセージ、目的地の道順などをイヤホンを通して聴くことが可能だ。
そして最大の特長と言えるのは、「Google Translate on Pixel」による40ヵ国(日本語を含む)に及ぶ言語のリアルタイム翻訳機能だ。例えばイタリア旅行に行ってパスタを注文したい時、右イヤホンを押さえて「イタリア語を話すことができるように」とPixel Budsに投げかければ、スマートフォンのスピーカーがイタリア語を発し、相手に意思を伝えることができる。
逆に、ウェイターがイタリア語で応答すると、Pixel Budで自国の言葉に翻訳して聴くことができる。なお当然ながら、この機能はPixelシリーズでしか使うことができない。
充電と保管もスマートだ。付属のポケットサイズの充電ケースに入れておくと自動で充電され、最長で24時間使用することができる。また、Android 7.0 Nougat以降のスマートフォンであれば、その充電ケースを開くだけで、イヤホンとスマートフォンを接続することができる。
なお、今回同時に発表されたGoogleの新しいAndroidスマートフォン「Pixel 2」の色合いに合うように、Just Black、Clearly White、Kinda Blueの3色が用意されているということだ。
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。