株式会社電通デジタルは、株式会社電通が本年1月に発足させた人工知能(AI)統括プロジェクト「AI MIRAI」(エーアイ・ミライ)の活動に参画し、AIを活用して最先端のクリエーティブ開発を行う専門チーム「AIクリエーターズクラブ」を共同で、本日3月15日付で発足させる。
クリエーティブへのAI活用は、顧客体験の向上における重要な施策になりつつあるとの判断から、両社ではそれを重点テーマに据えて開発を推進していくとしている。
具体的には、AIと人間のクリエーターの協働によるスピーディーなクリエーティブ制作とマス媒体領域でのプランニングの効率化・高度化がある。
クリエーティブの中身は100 %AI生成ではなく、電通グループのプランナーやコピーライターの知見を掛け合わせて、AIだけでも人間だけでもできない新たな表現を生み出す。また、AIチャットボットやAIスマートスピーカーの対話設計にも取り組んでいく。
また、顧客体験の創造に向け、クリエーティブとデータの連携を進めていくという。“人”基点で電通グループ内のマーケティング手法を結集・高度化した統合フレームワーク「People Driven Marketing」(ピープル・ドリブン・マーケティング)を活用して各種データを連携させることにより、新たな顧客体験の創造につながるクリエーティブを制作する。
なお、これらの開発案件には、本年2月に電通の子会社となった、マーケティング領域のAI開発に強みを持つデータアーティスト株式会社のAIエンジニアも参画する。
電通グループのクリエーターとデータアーティストのAIエンジニアが協業することで、クリエーティブ開発の実践的なプロトタイプになることを目指す。
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・電通デジタル(DENTSU DIGITAL)
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