NRIセキュアの認証基盤ソリューション「Uni-ID Libra」が生体認証に対応、第1弾はNECと連携

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は、BtoCサービス事業者向けに認証基盤を提供するソリューション「Uni-ID Libra(ユニアイディー・リブラ)」に、「生体認証オプション」を追加し、本日より提供する。

その第一弾として、NECの「FIDO(※1)機能認定プログラム」に適合したモバイル生体認証ソリューション「NC7000-3A-FS」(※2)と連携する。

Uni-ID Libraは、NRIセキュアが開発・運用する、コンシューマー向けのサービス事業者に提供している、ID管理・認証連携基盤ソリューションだ。

顧客ID管理機能、認証連携機能、不正アクセス検知機能、多要素認証機能の4つの機能を有している。顧客IDの統合や認証強化策として効果を発揮し、コンシューマーサービスの認証基盤に必要な機能を、一元的に管理・運用することが可能だ。

なりすましによる不正購入やポイントの不正利用などへの対策は、コンシューマー向けにネット上でサービスを提供するBtoC事業者にとって、ますます不可欠になっている。

一方、指紋や顔などから本人を特定する生体認証は、その利便性からパスワードに代わる認証手段として活用が期待されているが、個人の生体情報の安全な取り扱いや、運用管理コストなどの観点から、金融分野を除くBtoCサービスでは普及に至っていないのが現状だ。

これらの状況を踏まえ、NRIセキュアは、BtoC事業者向けにID統合管理・認証連携基盤として提供している「Uni-ID Libra」に、「生体認証オプション」を追加。導入事業者はFIDO機能認定プログラムに適合する生体認証製品と「Uni-ID Libra」を組み合わせることで、パスワードを入力する必要のない指紋認証と顔認証を選択できるようになる。

この「生体認証オプション」では、消費者の端末(個人のスマートフォンやタブレット)(※3)に生体認証製品を組み込んだ専用アプリをインストールして、指紋や顔面の画像を登録することで、生体情報による認証を行うことができる。

※1 FIDO(Fast Identity Online、ファイド):
生体認証に関する技術仕様を標準化した認証方式の総称で、業界団体である「FIDO Alliance」が国際標準化を推進。FIDOは、公開鍵暗号方式を用いたユーザー認証システムを採用しており、認証を行うシステム側に保存した公開鍵と、ユーザーのデバイス(端末)側に格納された秘密鍵を使って認証を行う。生体情報などの秘密情報をネットワーク上で伝送する必要がない、セキュアな認証方式を実現していることが特徴。「FIDO機能認定プログラム」は、FIDO Allianceが製品・サービスのFIDO仕様への適合性を評価し、認定するプログラム。
※2 NC7000-3A-FS:
NECが開発・提供するユーザーデータ活用基盤ソフトウェア「NC7000-3A」シリーズの一つであり、顔認証をはじめとした各種生体認証による認証機能をクライアントからサーバーまでフルラインナップで提供。
※3 iOS9.0以上または、Android4.0以上のスマートフォンおよびタブレットに対応。

【関連リンク】
NRIセキュア(NRI SecureTechnologies)

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