アクセンチュア、デジタル技術で最大の価値を生み出すための鍵と指標を提供

アクセンチュアは最新調査「デジタル化の恩恵を得るには:技術投資を効果的に行う方法(Delivering Digital Dividends: How to Start Making Your Technology Investments Really Pay Off)」から、技術導入による価値を最大化する上で鍵となる5つのバリュートリガーと、そのトリガーを基にした評価指標「Accenture Digital Dividends Diagnostic」を開発した。

アクセンチュアは昨年、大企業の上級役職者を対象に、デジタル技術の活用状況と活用によって得られる結果を測定するための調査「技術の組み合わせが鍵(Combine and Conquer)」を実施し、投資効果を最大化させるために、新興技術を最適に組み合わせることで、企業は時価総額を平均28%高めることが期待できると発表した。今回の調査は、「技術の組み合わせが鍵」の内容を発展させたものだ。

今回の調査目的は、企業がこのような時価総額を実現できる「インダストリーX.0(エックス・ポイント・ゼロ)」企業への変革を支援することにあるという。インダストリーX.0企業とは、デジタルによる価値創造を加速させるためにアクセンチュアが提唱する考え方で、技術の変化をうまく取り入れながら利益を生み出す体質を持つ企業のことだ。

同調査は、多様な業界にわたって広く適用可能な人工知能(AI)、拡張現実(AR)・仮想現実(VR)、ビッグデータ分析、ブロックチェーン、ロボティクスの5つの技術に加え、モバイル・コンピューティングや3Dプリンティング、デジタルツインといったさまざまなデジタル技術に焦点を当てている。

また、企業が技術導入の価値を最大化する上で鍵となる以下の5分野を「バリュートリガー(価値創造の誘因)」として挙げている。

  • 潜在的価値:その技術によってもたらされるコスト削減の可能性と時価総額増加の潜在的価値に重点を置く。
  • 人材の準備:技術の開発、統合、保守に必要な人材およびスキルの調達に関し、既存の労働力だけでなく、特定の技術スキルを有する人材の現在の需要と供給にも注目する。
  • 資本の充実度:ベンチャーキャピタル投資の拡大、およびその技術に関連して過去3~5年の間に実施されたM&A(企業合併・企業買収)の数を検証する。
  • エコシステムの成熟度:その技術に関して広く受け入れられている標準やプロトコルの有無やその有効性をはじめ、相互運用性の問題の解消に向けた取り組み、その技術発展のために設立されたコンソーシアム(学術的なものや、業界に特化したもの)の数、その技術発展に力を注ぐスタートアップ企業の数などについて分析する。
  • 技術の浸透度合い:その技術を用いて構築されたアプリケーションの数、商用展開に至った事例の数、技術投資に対するトレンド、その技術または関連する製品・サービスへの投資や開発を行っている企業の数、その技術が効率化と新しい体験の提供に与えるインパクトに関する経営幹部の見解など、関連要素についても検討する。

アクセンチュアは、技術の発展度合いを各バリュートリガーの関連要素ごとに5段階で評価する指標「Accenture Digital Dividends Diagnostic」を開発した。バリュートリガーはこの指標の核をなすもので、スコアが低いほど、その関連要素における技術の発展が遅れていることを示すという。業界ごとに評価が設定されたこの指標を活用することで、企業は技術をより効率的に導入できるようになるという。

【関連リンク】
「デジタル化の恩恵を得るには:技術投資を効果的に行う方法(Delivering Digital Dividends: How to Start Making Your Technology Investments Really Pay Off)」

Previous

OKI、LTE回線用いたIPネットワークへのマイグレーションを実現する「マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ」販売開始

イノテックとアクロクエストテクノロジー、画像・映像解析AIソリューションのパッケージ提供で連携

Next