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NTTロジスコとNTTデータ、RFIDタグを用いた医療材料トレーサビリティーの実証実験を短期貸出領域で開始

株式会社NTTロジスコと株式会社NTTデータは、スミス・アンド・ネフュー株式会社の協力の下、整形外科インプラント等の在庫管理が煩雑な短期貸出領域で、RFIDタグを用いた医療材料トレーサビリティーの実証実験を11月から開始する。

NTTロジスコとNTTデータ、RFIDタグを用いた医療材料トレーサビリティーの実証実験を短期貸出領域で開始
短期貸出について

同実証実験では、製造販売業者の製品(医療材料)に貼り付けたRFIDタグを用いて医療材料の利用状況を追跡することで、リアルタイムな在庫・使用確認が可能となり、販売代理店・特約店の受発注業務の迅速化および業務効率化、製造販売業者の在庫削減や滅菌切れによる廃棄削減を目的としている。

具体的には、医療機器製造販売業者であるスミス・アンド・ネフューの整形外科インプラント製品に3PL事業者(※1)であるNTTロジスコが物流センター内でRFIDタグを貼付し、個体識別IDを記録することで、医療材料を取り扱う製造販売業者および代理店・特約店が医療材料の情報を一元的に管理可能なサービスを提供。

これにより、RFIDタグの有用性と、製造販売業者、代理店・特約店、3PL事業者における業務効率化の可能性について、3社の販売代理店・特約店および6つの医療機関の協力の下、検証を行うという。

さらに、同プラットフォームとNTTロジスコが提供する共同配送便サービス「メディカルライナー」との連動により、さらなる代理店・特約店の効率化等の効果の検証を行うという。

また、NTTデータのデジタル技術を活用し、モバイル端末等による医療機関での使用実績入力、在庫確認や受発注予測機能を開発し、リアルタイムな在庫状況の見える化、医療機器製造販売業者の生産管理への情報活用と、サービス化に向けたプラットフォーム機能拡張の可能性について検証を行うという。

NTTグループは今後、2018年度末をめどに同ソリューションの有用性を評価し、整形外科、循環器、消化器領域の製造販売業者、販売代理店・特約店が共同で利用可能なプラットフォームサービスの提供開始を予定。さらに将来的には医療材料の使用実績と患者情報を紐付けて、医療機関におけるアウトカム(※2)分析等のデータ分析にも利用できるサービス展開を目指していると発表した。

※1 3PL(Third Party Logistics)事業:荷主ではない別の企業が、荷主の物流業務を一括して受託する事業。
※2アウトカム:結果、成果という意味で用い、患者様への機器使用後の改善度や合併症の発生率、回復率や生存率など、治療や予防による臨床上の成果を指すこと。

【関連リンク】
NTTロジスコ(NTT LOGISCO)

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