CAC、非接触で心拍数を測るソフトウェア「リズミル」の提供を開始

「映像脈波抽出技術」は、血液中のヘモグロビンが持つ「緑色光を吸収する性質」に着目し、血管の収縮・拡張に伴う皮膚表面の反射光を画像解析することで脈波信号を抽出する技術である。抽出された脈波信号から心拍数などが推定可能で、対象に触れることなくストレスフリーの測定が可能だ。

今回、株式会社シーエーシー(以下、CAC)は映像脈波抽出技術を用いた非接触型バイタルセンシングソフトウェア「リズミル」の提供を本年1月より開始する。

リズミルは、映像脈波抽出技術を使った非接触型バイタルセンシングソフトウェアである。東北大学を中核とするイノベーションプロジェクト(COI東北拠点)と、CACのIT技術を組み合わせ制作された。

リズミルの特徴は以下の通りだ。

  • ウェアラブル機器などと異なり、対象に触れることなくカメラ映像から心拍数を測定。
  • PCやタブレット、スマートフォンのカメラ、市販のWebカメラなどの映像で測定が可能。
  • 皮膚表面であれば、どの部分からでも心拍数の測定が可能。
  • どの部分がより多く血流があるかなど、血行状態の可視化(※1)。
  • 自律神経機能の評価指標を算出し、ストレス状態の推定といった応用も可能(※2)。

リズミルには、測定用アプリケーションとソフトウェア開発キットの2種類の提供方法があり、OSはAndroidとWindowsに対応している。

またCACは、リズミルの今後の展開として、解析データのCSV出力や個人識別、複数人の同時測定、iOS対応といった機能の追加を検討している。

※1 取得した脈波信号をモザイク状に色分けして表示する。
※2 最適な環境(光源、静止状態、測定時間など)での測定が必要。

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