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スマート物流プラットフォームのアーキテクチャ

上の図は「内閣府政策統括官が考案する、スマート物流実現に向けた3つの研究開発項目」の記事で書かれている、プラットフォームの全体概念図だ。

このプラットフォームのアーキテクチャーは、大きく上下2つのフレームワークから構成される。

1) 関連ステークホルダからのデータインプット、有効情報への加工、関連ステークホルダへのアウトプットをリアルタイムに行うデータストリーム処理と、情報を資産として蓄積・分析する処理。

2)リアルタイムな情報や保存された情報の可視化・各種付加価値情報化(予測・計画等に寄与する各種分析)していくビジネス活動関連処理。

このプラットフォームにおいては、流通を含む産業全体を巻き込んだアーキテクチャとなるため、一企業・連合体から発生する情報量とは比較にならない膨大なデータが、あらゆる構造・非構造情報として蓄積されるため、高速な処理が求められる。

さらに、事業者毎のアクセス管理、 情報の公開、共有設定、情報セキュリティ等を装備した堅牢なサービス基盤として運用する必要がある。

しかも、これらの一連の情報処理においては、業界関係ステークホルダのサプライチェーン課題に対して共通性の高い本質的課題を解決することができなければ多くの企業に受け入れられない。

なお、このプラットフォームのサービスの研究開発やPoC・大規模実用化検証、社会実装に向けては、サプライチェーンのステークホルダが上流から下流・消費者まで多業種分野にまたがるため、社会インフラとしての性質が非常に強くなる。

また、協調領域における投資開発や、情報収受、地理的分散、投資と、それぞれの企業ごとに享受するメリットが一致しないという課題もあり、民間だけでの対応は困難であると考えられている。

(参考:内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)スマート物流サービス」をIoTNEWSが編集)

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