ベビーカーがシェアリングされる未来が優勝 ーピジョン BABYCATHONレポート

先日赤ちゃん用品メーカーのピジョンが、5大学の学生チームとアイデアソンイベントを行った。

学生たちは、未来のベビーカーを考えるという意図を伝えた上で、事前にベビーカー1台を貸与され、当日の発表会に臨んだ。

子供をターゲットとしたハッカソンやアイデアソンのイベントは多くあるが、ベビーカーをターゲットにしたものは初めて体験した。

まだ、子供がいない学生が、どんな課題を見出し、アイデアを形にしていくのか楽しみだった。

優勝:ベビーカーシェアリング

ピジョンがベビーカーのハッカソンを開催 ーBABYCATHONレポート
優勝した東京工業大学チーム

優勝したのは、東京工業大学のベビーカーシェアリングというアイデアだ。

現在のベビーカーは、使う期間が短いこともあって様々な機能を盛り込んだ一台を買う傾向にある。しかし、実際に使ってみると、駅や電車の中では、軽量ポータルで、座席に座った時邪魔にならないサイズの方がよいし、公園やお散歩ではタイヤが大きく衝撃を吸収しつつも軽快な動きが実現されている方が良い。お買物の時は、買い物かごと一体型になった方が嬉しい。

そういった様々なシーンを考えると、所有するというより、利用シーンごとにシェアリングしていくという考えに立つという企画だ。

さらに、ベビーカーには衝撃を収集するセンサーがついていて、これがOsampo Mapとなって共有されるという。

Googleでも集めることができない、こういったソーシャル性の高い情報をマッピングするというアイデアは、現実的で利用意向も高いことが想像される。さらに、こういった有益なデータは「データの販売」という可能性もあるだろう。

ベビーカーメーカーに、シェアリングモデルを提案することに対して、ピジョン代表取締役社長の山下氏は、「世の中がシェアリングモデルへ移行しているなか、メーカーも販売モデルだけをやっていけば良いとは言えない。こういうモデルはぜひ自治体などとも連携して試していきたい。」と述べた。

社長賞: お散歩をもっと楽しく

ピジョンがベビーカーのハッカソンを開催 ーBABYCATHONレポート
ピジョン株式会社 代表取締役社長 山下茂氏

社長賞を受賞したのは、御茶ノ水女子大学チームの、お散歩をもっと楽しくする。というアイデアだ。

赤ちゃんがいる両親にとって、お散歩は気分転換のよいきっかけになるという調査データなどに基づいて、お散歩をもっと楽しくしようという考え方だ。

ベビーカーにカメラを搭載して、赤ちゃんの視線を捕捉、何をみて笑顔になっているのか、どういうシチュエーションで寝ているのかということを分析して、笑顔コースやおやすみコースを提案するというものとなる。

このマップを共有することで、お散歩コースの新しい発見などもできそうだ。

他にもいろんなアイデアが

他にも、湘南工科大学チームは、カメラやセンサーをつかって赤ちゃんとお母さんの新しいつながりを見つけるベビーカーを提案。千葉工業大学は、赤ちゃんが何に興味を持っているか考えるベビーカーを提案。そして、日本大学は、ベビーカーを赤ちゃんを運ぶということ以外にどういうことがあるのかを検討し提案していた。

提案された内容としては、カメラで赤ちゃんの表情や視線を捉えて撮影したり親と共有したりするもの、散歩コースを提案するものが骨子となっていて、変わったアイデアというのは簡単には出てこないなと感じた。

今回のアイデアソンイベントを通して得られたアイデアは、どれも今後のヒントになるなと感じた。

ピジョンがベビーカーのハッカソンを開催 ーBABYCATHONレポート
左:IoTNEWS代表 小泉耕二
中央:藤本美貴氏
右:ピジョン株式会社 開発本部 チーフマネージャー 大口将利氏

審査員を務めた、ママタレントの藤本美貴氏は、「有意義なイベントだったと思う。これからも続けて欲しい。」とママの立場から述べた。

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