IDC、ビッグデータ・ビジネスアナリティクスソリューションの支出額は今年1,891億ドルに達し、2022年まで年間2桁の成長率が続くと予測

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IDC Japan株式会社は、全世界のビッグデータおよびビジネスアナリティクス(以下、BDA)ソリューションの予測を発表した。Worldwide Semiannual Big Data and Analytics Spending Guideによると、BDAの支出額は2018年~2022年の5年間の年間平均成長率(以下、CAGR)は13.2%と予測されている。2022年には全世界のBDAの支出額は2,743億ドルになると、IDCでは予測している。

「BDA支出額を増加させる最大の要因は、デジタルトランスフォーメーションです。経営レベルの取り組みは、現在のビジネス慣行の徹底的な見直しと、データと関連するアナリティクス、そしてインサイトに対するより迅速でより包括的なアクセスへの需要の高まりにつながっています」と、米国IDC Analytics and Information Managementグループバイスプレジデントであるダン・ベセット氏は述べている。

また、「企業はこのような需要を満たし、イノベーションを実現して競争力を保つために、最新のテクノロジーに投資する方向へ舵を切っています。BDAソリューションは多くの場合、そうした投資の核心部分です」と述べた。

2019年、BDA市場で最大のカテゴリは、ITサービスの775億ドルと予測されている。次いで、サーバー&ストレージの237億ドル、ビジネスサービスで207億ドルの順になる見通しだ。ITサービスとビジネスサービスを合わせると、予測期間中におけるBDAの支出額の半分以上を占めると予測される。これらのカテゴリは、成長率でも上位となっている。

ソフトウェアのカテゴリを見ると、上位2つのカテゴリは、エンドユーザクエリ/レポート/分析ツールの136億ドル、およびリレーショナルデータウェアハウス管理ツールの121億ドルと予測されている。

支出額の成長率が最も高いBDAテクノロジーカテゴリは、ノンリレーショナル分析データストア(34.0%のCAGR)、およびコグニティブ/AIソフトウェアプラットフォーム(31.4%のCAGR)と予測される。これらを含むソフトウェア分野の16カテゴリの2019年の支出額の合計は672億ドルと見込まれている。

導入形式としては、2019年、BDAソフトウェアの支出額の70%以上が、オンプレミスソリューションになる見通しだが、パブリッククラウド経由のBDAソフトウェア配信は、5年の予測期間中、32.3%のCAGRという高い成長率が見込まれ、2022年には、BDAソフトウェアのビジネス機会の44%以上を占めるようになると予測されている。

「従来型のオンプレミス環境では、ビッグデータ技術の導入と管理が難しくなりがちです。それに加えて、データ量の爆発的な増加、この種のソリューションの拡張に伴う複雑性やコストを考えると、企業にとって頭の痛い問題になるのは想像に難くありません。

一方、クラウドなら、そうした難題がある程度まで軽減されます。クラウドの利点である俊敏性、拡張性、柔軟性に加え、BDAによって得られる非常に優れた知見が、決定打と言うべきビジネス上のメリットとなり、BDAの採用を加速させています」と、米国IDC Customer Insights & Analysis バイスプレジデントのジェシカ・ゴエプファート氏は述べた。

また、「クラウドによるBDAのビジネス機会のトレンドに注目すると、採用が最も活発な業界は、専門サービス、パーソナル/消費者向けサービス、そしてメディア業界の3つです。これら3つの業界では、ディスラプションが多発しており、高度なデジタル化の可能性を示しています。加えて、これらの分野には、規模は小さいが革新的な企業が多く見られます。今まではコストの問題やITの複雑性もあり、手が届かなかったテクノロジーの利用に対して意欲的な企業です」と続けた。

現時点でBDAソリューションへの投資額が最も大きい業界は、銀行、組立製造業、専門サービス、プロセス型製造業、そして連邦/中央政府だ。これら5業界を合わせると、世界全体の今年のBDAの支出額の半分近くである914億ドルに達する見通しである。

BDAの成長率が最も高いと予測される業界は、証券/投資サービス(15.3%のCAGR)および小売(15.2%のCAGR)の2つだ。小売業界は強力な成長率を背景に、2022年には連邦/中央政府を追い抜いて5番目に大きい業界になると予測されている。

地域別に見ると、最大の国別市場は米国で、今年は1,000億ドル近いBDAの支出額が見込まれ、他の地域に大差を付けている。日本と英国は、今年の支出額がそれぞれ96億ドル、92億ドルと予測され、次いで中国86億ドル、ドイツ79億ドルの順となっている。

最も高い成長率が見込まれるBDA市場は、アルゼンチンとベトナムであり、5年間のCAGRがそれぞれ23.1%、19.4%と予測されている。第3位は中国で、19.2%のCAGRが予測されている。2022年には中国がBDAの支出額で世界第2位になる見通しだ。

企業規模の観点から見ると、予測期間中におけるBDAの支出額の約3分の2が、従業員1,000人以上の大手企業によるものとなる見通しで、中小企業もBDAの支出額への貢献が大きいと予測されており、世界全体の支出額の4分の1近くが、従業員500人未満の企業によるものとなる見通しだという。

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