近年、あらゆるものがインターネットに接続されるIoT化が急速に進み、今後、第5世代移動通信システムが開始され、さらに弾みをつけて普及していく。しかし、これらの技術に対応する技術者は慢性的に不足しており、経済産業省による「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」の調査では、2015年時点で17万人のIT人材が不足しており、2030年には59万人が不足すると予測されている。
そこで、株式会社SOCINNOは、企業研修や教育機関の教材にも利用可能な、電子工作を行いながら基礎から応用まで楽しく学習できる「IoT電子工作 スマートリモコン製作キット」を発売する。
同キットはArduinoを用いて学習でき「ESP32-DevKitC」をボードとして利用するキットだ。ハードウェアはブレッドボード上に各種センサと配線でき、ソフトウェアはArduino言語(C/C++ベース)でプログラムし、制御を学習していく。Webに公開されている工作ガイドを参照して学習でき、10行程度のプログラムで動作する基礎的な工作から、以下のような応用的な工作まで学習することができる。
- 人を感知して家電制御やメール送信
人感センサー(赤外線センサー)を利用し人の動作を検知して家電を制御(リモコン信号の送信)したり、IFTTTのWebhooksを利用してメール通知を行う。 - スマートフォンで温/湿/照度閲覧や家電操作
スマートフォンやPCのWebブラウザで温/湿/照度を確認できるIoT端末を工作できる。また、家電のリモコンをボタン名をつけて受信設定し、スマホで家電を制御できる電子工作を実現。クラウドとMQTTで常時接続することにより屋外でもスマートフォン(IFTTT Button widget利用等)で家電制御を実現する。 - AIスピーカで家電制御
MQTTによりIoT端末をクラウドへ常時接続することにより外部クラウド(Alexa/Google)からの制御を実現する。AIスピーカ(Alexa/GoogleAssistant)への音声制御はクラウド経由でIoT端末に制御を行い、家電操作を行う電子工作を実現する。
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