DataMesh・MXモバイリング・ドコモ、Azure Kinect DKと5Gを用いた「HoloPortation」の実用化に向けた実証試験を実施

2019年2月末、スペイン・バルセロナで開催されたMWC2019で、Microsoftが全世界に向けて次世代型最新モデルの「Azure Kinect DK」を発表した。この最新技術の活用例を創出する上で、DataMesh株式会社はMicrosoftパートナーから先行して技術提供認可を得た。

先行してAzure Kinectに関する技術研究を行っているDataMeshと、モバイルソリューション開発と販売に強みを持つMXモバイリング株式会社、次世代通信規格5G(以下、5G)のネットワーク技術検証環境を提供する株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、第4世代型Azure Kinect並びに5Gを用いた「HoloPortation」の実用化に向けた実証試験を、ドコモが提供するドコモ5Gオープンパートナープログラムを通じて実施した。

HoloPortationとは物理的な距離の制約なく、撮影した物体を現実空間に3Dホログラムとして投影する技術のことである。HoloPortationの実用化を図る上では高い精度で被写体を立体的に捉える技術と高速なネットワーク環境が必要であり、具体的に必要な要素は以下の3つだ。

  1. 映像だけではなく、奥行きまで含めた3次元の情報を正確に捉える技術
  2. 動作を正確に捉えるモーションキャプチャの技術
  3. 3次元のデータをリアルタイムに伝送する技術

従来、遠隔のコミュニケーションは電話やチャットをスマートフォンやPCで実現しているが、同技術を応用すると、360度全視界がユーザーインターフェースとなる他、物理的な距離の制約を介さず、遠隔地にいる人があたかも隣にいるような臨場感を味わいながらコミュニケーションをすることが可能になる。

DataMesh・MXモバイリング・ドコモ、Azure Kinect DKと5Gを用いた「HoloPortation」の実用化に向けた実証試験を実施

同実証実験は、このHoloPortation実用化に向けて、フレームデータサイズ・転送速度・FPSなどの統計データの収集と、HoloLensを通して転送された3次元データの目視による確認が行われた。

実証試験の結果、3次元認識能力があるカメラを有している第4世代型のAzure Kinect DK並びに5Gを活用し、HoloPortation伝送に成功した。今回の実証実験で活用されたAzure Kinect DKは1台のみであったため、被写体の正面という限られた範囲での検証となったが、今後は複数台Azure Kinect DKを同期させ、且つHoloLens 2を活用することで、より立体感のある洗練された形で実証実験を行う予定とした。

Previous

シュナイダーエレクトリック、空調機のIoT化をサポートするコントローラーを国内で提供開始

グラモ、LTE-M搭載のスマートロック販売開始

Next