ラトナ、AIプラットフォーム「AION」提供開始

ラトナ株式会社(以下、Latona)は、AIおよびIoTを包括的に開発・実行・運用・管理するためのプラットフォーム「AION(アイオン)」をリリースした。

顧客は、AIONを活用することで、エッジ環境・オンプレミス環境、ならびに、クラウド環境で、AIONが提供する全てのAIリソース・IoTリソース、関連するインフラ環境を、ソフトウェアからハードウェアまで利用できる。利用可能なプラットフォームのコンポーネントは、以下の8つのコンポーネントに分かれている。

  1. AI Cores
    学習済AIモデルやデータセット、AIフレームワークやAI実行環境など一揃えのAIリソースを、顧客のエッジ環境やオンプレミス環境にデプロイできる。これにより、今まで比較的重たい仕組みであったAI環境が、今までよりも低予算で軽い仕組みで利用できる。また、これらのAI環境はIoT環境と統合され、顧客のエッジ・オンプレミス環境で、IoTデータをリアルタイムでストリーミングしてAI環境に分析にかけ、アウトプットを得るといったユースケースを可能にする。AION AI Coresの全リソースはクラウド環境で開発でき、オープンソース主体のため、顧客の予算負担を軽減する。
  2. IoT Cores
    メッセージングブローカーやデータ連携ミドルウェア、ロードバランサ―、ファイアウォール、データベース、センサードライバー、ファームウェアなど必要なIoTリソースを、顧客のエッジ環境やオンプレミス環境にデプロイできる。これにより、顧客の環境におけるIoTアーキテクチャとソフトウェアは一貫性が保たれ、常に最新であり続けることができる。AION IoT Coresの全リソースはクラウド環境で開発でき、オープンソース主体のため、顧客の予算負担を軽減する。なお、AION IoT Coresは、AION IoT Hubs、AION Data Platform、Azure IoT Hubとの統合ができる。これら全てのIoT環境はAI環境と統合され、顧客のエッジ・オンプレミス環境で、AI環境で生のIoTデータを分析して即座にアウトプットを得るといったユースケースを可能にする。
  3. Microservices
    顧客が利用する全リソースをマイクロサービスで提供することができる開発環境と実行環境を提供する。AION Microservicesを活用することで、顧客のエッジ環境やオンプレミス環境に、即座にマイクロサービス環境が配備される。AION
    Microservicesが提供するマイクロサービス環境は、KubernetesおよびDockerをベースとした包括的なマイクロサービス環境の他、AIONのエンジニアチームが研究開発を重ねてきた、Node.jsやNestJSの技術とフレームワークをフル活用した、360°マイクロサービスアーキテクチャの環境を採用している。これにより、大きな単位でのサービス管理だけでなく、部品単位でのマイクロサービスの開発実行環境が利用できる。また、これらのマイクロサービス環境は、他7つのコンポーネントならびにコンポーネント内の各要素と、疎結合できる。AION Microservicesの全リソースはクラウド環境で開発でき、オープンソース主体のため、顧客の予算負担を軽減する。
  4. Opensource Stacks
    AIONが活用するオープンソースを、機能群別に一纏めにしたかたまり(Stack)が、必要な分だけ用意された環境(Stacks)。例えばオペレーティングシステム、Kubernetesクラスター、ロードバランサ―、メッセージブローカー、APIゲートウェイ、データベースのようなインフラ・ミドルウェア関連リソースが含まれている。また、AIフレームワーク、IoTリソース、AI開発・実行環境、IoT開発・実行環境のような、アプリケーション寄りの関連リソースも含まれている。AION Opensource Stacksの全リソースは、クラウド環境と環境と整合するように設計・維持されている。また、これらのリソースは、AIONプロダクトチームのリサーチ・研究開発活動により、常に最新に更新される。
  5. Edge Computing Stacks
    AION技術開発チームがかねてより特に研究開発を重ねてきた、エッジコンピューティング領域の技術・開発/運用リソースとアセットが豊富に含まれている。AION Edge Computing Stacksにより、顧客がエッジ環境やオンプレミス環境でのAIやIoTのリソース稼働を低電力で効率的に運用することがさらに楽になる。エッジまたはオンプレミスのARM Cortex-A x Ubuntu、Intel Xeon x Ubuntu環境で安定的に動作し、NVIDIA Jetsonの各Product/SeriesおよびNVIDIA Tesla(CUDA)等搭載のワークステーションまたはサーバー環境の構築・運用が容易になる。これにより、従来より軽くて低予算なAI環境の構築運用ができる。AION Edge Computing Stacksの全リソースはクラウド環境で開発可能で、エッジまたはオンプレミス環境に容易にデプロイすることができ、オープンソース主体のため、顧客の予算負担を軽減する。
  6. Authentication / Securities
    エッジ環境やオンプレミス環境で(クラウド側でも利用可)、セキュリティ性とデータの管理・連携・可視化精度、各種開発の運用効率性等を向上させるために用意されたコンポーネント。特にエッジロードバランシング技術は、特定のエッジデバイスで特定のデータ制御(外部のセンサーや通信系統等とのIn-Outフローを含む)やアプリケーション制御を、エッジ環境やエッジデバイスのIPアドレス単位でできるように開発された。また、エッジファイアウォールの技術を実装してエッジ環境でのセキュリティを高めている。AION Authentication / Securitiesを利用すると、エッジ環境等のセキュリティとアプリケーション性能が向上し、顧客のビジネスやプロダクトの生産性を向上させる。AION Authentication / Securitiesの全リソースはクラウド環境で開発可能で、エッジまたはオンプレミス環境に容易にデプロイすることができ、また、オープンソース主体のため、顧客の予算負担を軽減する。
  7. Hardware Components
    AIONは、NVIDIAおよびCisco Systemsと協業し、エッジ環境でのNVIDIA Jetson Seriesの各Product/Series、および、エッジまたはオンプレミス環境でのNVIDIA Tesla(CUDA)等搭載ワークステーションまたはサーバー、エッジまたはオンプレミス環境でのCisco Merakiシリーズおよび関連するCisco Systems製品を、AION Hardware Componentsとして、AION Platformの全ての関連リソースが実装されたエンベデッド製品として提供する。また、これらのハードウェア環境の販売パートナーとして、SB C&S、SoftBankと協業している。顧客はこれらのハードウェア製品ならびにAIOMのパートナーシップ体制を活用すると、低コストで効果的に、AIおよびIoTの開発運用に適したエッジ環境やオンプレミス環境を構築・運用することができる。なお、NVIDIA Tesla(CUDA)等搭載のハードウェア環境構築ならびに運用は、顧客の要望により、AIONの事業・技術パートナーである、HPC Systemsが主として担当する。
  8. Infra Orchestrations / Clouds
    顧客が活用するAIリソース、IoTリソース、データ、共通リソース、インフラリソースなどの全リソースを、管理・開発・運用するベースキャンプとしての、必要な環境を用意し、ホスティングする。Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud Platformの主要3クラウドでの必要なリソース管理・開発・運用環境と、そのホスティングサービスを提供する。AION PlatfornのサービスオーナーであるLatonaは、Microsoftのスタートアッププログラムのメンバーであり、Amazon Web Servicesのスタートアッププログラムのメンバーだ。AION Infra Orchestations / Cloudsの中の重要な機能として、クラウドからエッジへのリソースのデプロイ機能がある。なお、ダッシュボード等の可視化リソースは主にクラウド側で開発され、各エッジ側コンポーネントにデプロイされる。
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