NTTドコモ、横浜MaaS「AI運行バス」実証実験を横浜都心臨海部で実施

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)と神奈川県横浜市(※)と共同で、横浜MaaS「AI運行バス」実証実験を、2018年度に引き続き、2019年度も横浜都心臨海部で実施する。

「AI運行バス」とは、利用者の乗車予約に応じ、AIがリアルタイムに最適な配車を行うオンデマンド乗合交通システムである。モバイル空間統計のリアルタイム版とAI技術により、未来の移動需要を予測し、運行効率をさらに高め、利用者の待ち時間を短縮する。

2018年10月5日~12月10日の期間行われた実証実験では、最大15台の定員4~6人の車両で「AI運行バス」の技術検証を行い、国内外からの来街者や居住者、勤務者など合計約3.4万人を輸送した。オンデマンド乗合交通が都市部でも高いニーズがあることが立証され、アンケートの結果では、訪問場所が増えたという回答が約8割、既存の公共交通利用時に比べ総移動時間が3~4割短縮するケースもあるなど、回遊性向上につながる検証結果を確認できた。

この2018年度の実証実験結果を踏まえ、さらなる技術検証とビジネス性検証を進め、「AI運行バス」の社会実装による利便性向上と地域経済活性化につなげることを目的に2019年度も実証実験を実施する。

2019年度の「AI運行バス」は、交通配車だけではなく、地域の施設・店舗情報の閲覧から「AI運行バス」の配車予約までをセットにした利用者導線を提供する。10月1日からは追加機能として、地域の店舗や商業施設、イベント主催者などが各種情報や集客用のクーポンを配信できる機能もワンパッケージとして提供開始した。

近未来人数予測の技術により、性別・年齢層別の「現在」「30分先」「60分先」の当該エリア滞在者の人数分布や性別・年齢層別割合、普段より人数の多い250mメッシュの予測情報を確認できる画面を追加することで、滞在者に応じた店舗情報発信・クーポン発行をできる仕組みを機能改善し集客サポートツールに追加された。

2019年度は、検証第1弾として、10月10日~10月20日の11日間に、みなとみらい21、関内エリア周辺で、スマートフォンで専用サイトからダウンロードしたアプリなどを用いて、観光施設やグルメスポット、イベント情報を検索し、検索結果から直接「AI運行バス」を予約して回遊できる実証実験を実施する。主な検証内容は以下の通り。

  • 高需要ルートにおける大型車両(定員11人以上のバス車両)の活用による効率性とサービス性に関する性能検証ならびに運営オペレーション検証
  • 車いす利用者を考慮した予約方法ならびに配車制御検証
  • リアルタイム移動需要予測技術の適用方法の検証
  • 250を超える商業施設などとの連携による集客サポート機能の検証

※ 同取り組みは、横浜市とNTTで2018年7月31日に締結した「官民データ活用による超スマート社会の実現に関する包括連携協定」の取り組みの1つとして実施。

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