富士通と名古屋市、IoTで地下鉄駅構内の混雑状況を可視化する共同実証を開始

愛知県名古屋市営地下鉄の栄駅の利用者数は、1日あたりの約23万人で、東山線と名城線が乗り入れ、1957年の開業以来、オフィスや商業施設などが集まる市の中心地として利用されている。沿線でのプロスポーツ試合などのイベント開催時には全国各地から多くの観光客が訪れ、臨時列車の運行対応がなされるほど利用者数が大幅に増加する。

そのため、駅構内の実態把握や分析が難しく、路線が入り組む複雑な構造も相まって、混雑緩和への適切な対策が講じられていないことが課題となっている。

この課題を踏まえ、今回、富士通株式会社は名古屋市と、地下鉄利用における混雑緩和や利便性向上に向けて、名古屋市営地下鉄栄駅構内に同社製のWi-Fiパケットセンサーを設置し、人の流れを可視化する実証実験を本日から開始した。

同実証実験では、栄駅構内の改札およびホームなどにWi-Fiパケットセンサーを6台程度設置する。乗降および乗り換えを行う地下鉄利用者のスマートフォン(Wi-Fiがオンの状態)などの通信機器から発する固有IDのみを、同Wi-Fiパケットセンサーで収集し、データを匿名化した上で計測する。

その計測データをもとに、固有IDをグラフ化し、人の流動状況を15分ごとに可視化する。さらに、複数のセンサーで計測した固有IDをクロス集計することにより、時間帯ごとの人の流れを流動量とともに可視化する。これらのデータを分析することで、栄駅構内における時間帯ごとの最適な移動ルートを検証する。

同実証実験は、2020年1月31日まで行われる。

プレスリリース提供:富士通

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