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日立と日立ビルシステム、人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」を開発

大規模な複合ビルなどでは、複数のエレベーターを効率よく配車するための運行管理システムが必要となる。

株式会社日立製作所(以下、日立)と、株式会社日立ビルシステムは、複数台のエレベーターの効率的な運行を実現する人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」を開発した。

同システムは、AIの活用により、過去の膨大な運行データからエレベーターの利用人数(人流)を予測することで、昼食時などの混雑時の平均待ち時間を従来比(※1)で最大20%低減(※2)するとしている。

さらに、監視カメラなどのビル設備とのデータ連携により、ビル内移動のイノベーション創出をめざす。

今後、詳細仕様の開発を進め、2020年4月に国内外で販売を開始する予定だ。

日立は、1972年に業界初の即時予約システムを導入して以来、制御アルゴリズムの高度化を図り、運行管理システムを提供してきた。

「FI-700」は、一人ひとりの無意識の行動に寄り添い、快適な移動環境を提供することをめざして開発されたエレベーター運行管理システムだ。

各時間における各階でのエレベーターの呼びの発生タイミング、乗降者数をはじめとする過去の膨大な運行データをAIで解析し、各階でのエレベーターの利用人数を予測することで、混雑が予想される階に集中的に配車するなど、効率的な運行を行う。

また、朝の出社時間帯などに利用者が集中するエントランス階で自動的にエレベーターの呼びを登録する「自動登録運転」や、かご内カメラの映像から満員に近いと判断されるエレベーターは途中階で呼びが登録されても通過させる「満員時通過運転」など、ビルの利用者に快適な移動環境を提供する多様な運転モードを用意したほか、従来比(※1)で2倍となる最大16台のエレベーターの制御を可能にしたことで、ビルごとに異なるニーズに対応する。

両社はさらに、ビル設備とのデータ連携機能により、監視カメラによる人数データを活用し、より快適なビル内移動の実現とビルの付加価値化を目指す。

※1 2005年9月発売の将来予測知能群管理エレベーターシステム「FI-600」との比較。
※2 215階床の建物で分速150mのエレベーター6台の運行管理を行う条件において。

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