株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」は、「プログラミング言語別 平均年収ランキング」を発表した。
このランキングは、スタンバイに掲載されている正社員の求人情報のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計したものだ。同調査により、1位の「Python」と12位の「アセンブラ」では年収で約200万円の差があることが分かった。
機械学習(人工知能)のニーズの高まりもあり ランキング1位は「Python」
ITRの「IT投資動向調査2016」(*1)によると国内企業のIT予算は安定的な増加基調で、ビッグデータの活用やIT基盤の統合、再構築などへの関心が高いため、企業のIT人材への求人ニーズは衰えず、転職市場は活況が続と考えられる。
スタンバイが調査した「プログラミング言語別 平均年収ランキング」によると、「Python」が平均年収651万円で1位という結果だった。「Python」を使用する業務の求人情報には、「機械学習エンジニア」「ロボット向けアプリケーション開発」といったものが見受けられ、第3次AI(人工知能)ブームを受けてさらに需要が高まると考えられる。
また、2位には「Perl」、3位には「Ruby」がランクインした。「Ruby」は日本で生まれた言語だが、「Ruby」を使用する業務の求人情報はベンチャー、スタートアップ企業の求人をはじめとして1万件以上掲載されており、大きく普及してきていることがうかがえる。
*1 ITRの「IT投資動向調査2016」
求人数が最も多い「Java」の平均年収は499万円(8位)「Scala」や「Swift」もトップ10にランクイン
平均年収499万円で8位にランクインしている「Java」は、ランキングのなかでも最多の56,000件以上の求人が掲載されており、さまざまな開発現場で需要が高い言語であると考えられる。
また、2003年に開発された「Scala」は国内でもIT企業を中心に実用化が進み、求人数は少ないものの、新サービスの開発に携わる求人情報などが掲載されていた。
また、2014年に公開されたばかりの「Swift」も9位にランクインしている。
各ランキングの詳細はスタンバイのホームページ参照。
【関連リンク】
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・スタンバイ
・アイ・ティ・アール(ITR)
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