仙台市とノキア、プライベートLTEでノキアドローンの津波避難広報の飛行実証実験を実施

仙台市とノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(以下、ノキア)は、ノキアのICT技術を活用することで、市民の安全・安心の向上と地域産業の支援に関する戦略的パートナーシップとなる連携協定を2017年に結んでいる。

今回、災害時におけるプライベートLTEネットワークでのドローン活用の有効性の検証と、防災・減災に貢献するユースケースを想定したノキアドローン飛行実証実験を実施した。ノキアドローンの津波避難広報の飛行実証実験は世界初となる。

プライベートLTEは、携帯電話で使われているLTE技術を免許を持たない一般企業や団体が自営もしくはそれに準ずる専用ネットワークとして活用できるため、国内外で導入の期待が高まっている。今回の実験で使用するプライベートLTEは、TD-LTEネットワーク(※)だ。

同実証実験では、仙台市沿岸部での大津波警報発令を想定して、プラグ&プレイ型のクラウド技術を利用したプライベートモバイルブロードバンドネットワークソリューション「Nokia Digital Automation Cloud(以下、NDAC)」を使用し、仙台市宮城野区の南蒲生浄化センター付近の沿岸にプライベートLTEネットワークを構築した。

ノキアのドローンに搭載したスピーカーやHDカメラ、サーマルカメラにて、録音済み音声やリアルタイム音声データの配信、ドローンからのHD映像やサーマルカメラ映像を利用した上空からのモニタを実施した。

具体的には、ドローンスピーカーを通して沿岸部にいる要避難者に大津波警報の発令を告知し、ドローンカメラ映像を通して津波到達状況や沿岸部の様子を監視した。また、逃げ遅れた人々にはドローンスピーカーから避難場所をアナウンスして誘導し、ドローンカメラで避難する様子を上空から監視を行い、災害時の過酷な避難誘導活動の際に、救援者が2次災害のリスクを負うことなく、防災・減災に取り組むことが可能であることを実証した。

ノキアドローンシステムはNDAC上で飛行可能な、ドローン本体、ジンバル(HD カメラやサーマルカメラを搭載)、モバイルブロードバンド網、ドローン飛行監視システム、映像解析アプリケーションから構成される、フルターンキーソリューションである。

※ 時分割多重LTE方式

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