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ブロックチェーンを活用したIoTの事例

ブロックチェーンと聞くと、ビットコインのような仮想通貨に使われている技術とイメージする人は多いのではないか。

IoTにおいても、ブロックチェーンを活用した事例がある。本記事では、その事例を紹介する。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンとは、ネットワーク上にある端末同士を直接接続し、取引記録を暗号技術を用いて、分散的に処理・記録するデータベースの一種である。

従来の、情報を一元的に管理する方法と比較して、ネットワークの一部に不具合があったときにも継続的に利用できる点や、取引ごとに暗号化されているものが過去のものと連鎖されて保存されているため、改ざんに対して強い点などがメリットとして挙げられる。

逆にデメリットとしては、データが増え続ける点や、高速処理に向いていない点などが挙げられる。

ブロックチェーンを活用したIoTの事例

ノウハウや事例の共有

[参考記事]
富士通、ブロックチェーン技術を活用してSDGs関連データの利活用に向けた実証実験を支援

富士通株式会社は、ブロックチェーン技術を利用したデータ流通・利活用基盤「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DX データ流通・利活用サービス」(以下、Virtuora DX)を活用して、大阪商工会議所が開始する「SDGsオープンイノベーションプラットフォーム」に関する実証実験を支援することを発表した。

同実証実験は、イノベーション創出を目的にSDGsに関する技術やノウハウを共有したい、または必要としている企業や団体が、データをそれぞれの環境下に保有したまま、データ自体は外部環境に置かずに概要のみを記述する「データジャケット」の形式で、SDGsの環境分野に関する技術やノウハウ、ビジネス事例などを、富士通のブロックチェーン技術を活用したデータ流通・利活用基盤のVirtuora DX上に登録する。

改ざんの防止

[参考記事]
アステリア、 顔認証AIや独自開発ブロックチェーン搭載のIoT統合エッジウェア「Gravio 3」を提供開始

アステリアはAI搭載IoT統合エッジウェアGravioの新バージョンとして「Gravio 3(グラヴィオ3)」の提供を開始した。また、Gravioの新バージョンにおいてアステリアの独自ブランドHub(Gravio搭載ハードウェア)の開発に成功した。

Gravio 3では、パソコン等がなくても約10cm四方のデバイスを置くとGravioが稼働する。また、顔認証技術や自社開発ブロックチェーンによる改ざん不可能な稼働履歴の保存などの新機能も搭載し、エッジコンピューティングの使い勝手を高めることで、普及の拡大を図る。

セキュアなデータ管理

[参考記事]
Keychain、ブロックチェーン技術を応用したビジネス・IoTデータセキュリティ対策「Keychain DPI」リリース

ブロックチェーンの合同会社Keychainは2019年2月18日、ブロックチェーン技術を応用し、他人を信用しない「ゼロトラスト」な自己主権的なデータ・セキュリティを管理できる、ビジネス/IoT向けデータ・セキュリティ対策「Keychain Data Provenance Infrastructure(以下、DPI)」ソリューションを提供開始した。

DPIは、企業のシステム、ニーズにあわせて導入ができるソリューションとなっている。企業はブロックチェーンの開発を行う必要がなく、DPIを既存システムに導入するだけで、既存システムで流れているデータのセキュリティを向上することができると期待される。

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