AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

使って分かった、Apple Watchのいいとこ、悪いとこ

様々なメーカーからスマートウォッチが発売され、FitbitがGoogleの傘下に入ったのには驚いたが、シェアトップを走るApple Watchは、シリーズ5となり、かなりこなれてきた感を感じる。

ファーストバージョン、シリーズ3、5と購入した筆者が、改善されている不満と、まだ足りないと思う点についてレポートする。

一番改善されたのは、常時表示ディスプレイ

Apple Watchを使っていて、一番イライラするのが、「時計として使いづらかったこと」だ。

「グランス」といって、文字盤を傾けることで時計が表示されていたのだが、ちょっと見たいときに腕をかなり回さなければ時刻が見れないのは、時計として致命的だった。

シリーズ5からは、この点が改善されて「常時表示ディスプレイ」なる機能ができている。

うれしい反面、性能向上のこともあり、電池の持ちが気になるところでもあるが、OSの消費電力を低減するなど工夫をしてほしいところだ。

0.7mm薄くなった

正直1㎜位の差だと気にならないという方も多いかもしれないが、特に女性がつけていてやぼったい感じがしなくなったのではないか。

しかも、搭載されているコンピューターは、シリーズ3より最大2倍のスペックがあるといわれているものなので、負荷の高い処理もこなす。

容量も32GBまで増加しているので、アプリのデータも多く持てるようになった。

他にも、コンパス機能が付いたり、心拍数をより正確に取得できるようになった。

手元にあって一番うれしい決済機能に不満

常時ディスプレイのところでも書いた通り、ふとした時に使う機能はかなり自然に動作してくれないとイライラしてしまう。

その代表格は、SUICAだ。現在、通勤や通学でSUICAなどの交通系電子マネーを使っている人は多いだろう。

日常的にキャッシュレスで生活している人にとって、財布やスマホがなくても決済できるスマートウォッチは、スマートウォッチを買いたくなる理由の一つでもある。

Apple WatchもSUICAを搭載できるので、毎日の通勤に使おうとしたところ、問題が。

まず、時計を左手につけていると、改札のタッチエリアは右にあるため手をクロスする必要があるということ。これは、別にApple Watchの問題ではなくて、時計は左手につける人が多いけど、手は右利きの人が多いから、タッチエリアは右にある、というだけのことだ。

スムーズに通れないのが不便なので、あきらめてスマホでタッチしようとしたところ、エラーに。

スマートフォンとApple Watchを同時にSUICAをアクティベートできないのだ。

一応、SUICA公式アプリを使わず、WalletからWalletからSUICAを移動させると数十秒で移動できるということなのだが、通勤のたびに移動をさせたりする人はまずいない。

AndroidとApple WatchのeSIMは同時に使えない

Apple Watchのハードウエアとしての出来栄えは、他のスマートウォッチを寄せ付けないレベルで素晴らしいと思う。

しかし、少しマニアックな要望かもしれないが、スマホをiPhoneにしたくない場合、ウォッチ側のeSIMは使えなくなってしまうのだ。筆者の場合は契約先のNTTドコモから親切にも電話が来て、「使わないなら解除しましょうか」と聞かれたくらいだ。

ヘッドフォンにウォッチと、様々な周辺デバイスが充実して、スペックや出来栄えを見て欲しくなるわけだが、iPhoneがあることが大前提にされるとかなりさみしい気持ちになる。

せっかくeSIMが入るのだから、Andoroidのスマートフォンを持っていたとしても、例えばFacebookメッセンジャーの通知などはクラウドから直接通知してくれるととてもうれしい。

常時ディスプレイにも落とし穴

常時ディスプレイになってよかったと手放しで喜ぶのは早い。

メッセンジャーアプリなどの通知設定で、内容が分かるようにしている人は、のぞき見されてしまう可能性があるからだ。

設定の問題だと割り切ればよいのだが、通知が来ているのがみえるのもいやという人にとって見れば、通知をオフにしておかざるを得ないのが残念だ。

まだシリーズ5をフルマラソンで使ったことがないのだが、3の時はGPSの測位性能が悪く、35㎞地点で42.195㎞完走してしまったことになっていたため、きちんとしたペース配分ができなかった。現在はGarminのものを使っているので気にならないが、測位性能は距離が長くなるほどずれが大きくなるので、改善されているかどうかは次回試してみようと思う。

OSもバージョン6となり、性能や質感の向上など、利用者が多いからこそできる改善を着々と行い、根強いファンを獲得しているApple Watch。

次の進化も楽しみだ。

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