DJI、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現するフライングカメラ「Phantom 4」発表

無人航空機(UAV)技術のDJIは、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現する先進のコンピュータービジョンとセンシング技術を搭載した一般消費者向けクアッドコプターカメラ(ドローン)「Phantom 4」を発表した。

Phantom 4の価格は、189,000円(税込み)。

DJI、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現するフライングカメラ「Phantom 4」発表

Phantom 4は、DJIの代表製品であるPhantomシリーズに、障害物感知システム、ActiveTrack(アクティブトラック)、TapFly(タップフライ)などの新たな機能が加わり、機体操縦や動画/静止画の撮影が簡素化されている。

Phantom 4の障害物感知システムは、進行方向をとらえる2つの光学センサーが障害物を感知し、飛行方向を確保しながら可能な限り衝突を回避し、機体が自動で迂回する機能。システムが障害物を回避できないと判断した場合は、ユーザーが再度指示を出すまで飛行速度を落としながら停止、ホバリングする。障害物回避は、ユーザーが「Return to Home(リターントゥホーム)」を作動し、機体が離陸地点へ自動帰還する際の衝突リスクを低減させる場合にも機能する。

ActiveTrackテクノロジーにより、Phantom 4 は新たな領域に入る。ユーザーは、iOS/Android対応のDJI GOアプリがダウンロードされたスマートフォンやタブレットをタップするだけで、動く被写体を追尾し、常にカメラの中央に捉えることができる。ジョギングする人やダウンヒルを滑走する自転車を完璧にカメラに収めるには、アプリのActiveTrackモードを有効にするだけだ。

Phantom 4は、3D映像を認識し、被写体が動いている間に形状や向きを変えた場合でも、継続して撮影するという自律学習機能を採用している。ActiveTrackモードでもユーザーがカメラの動きを完全にコントロールすることが可能だ。また、Phantom 4が常に被写体をフレームの中央部に合わせるので、被写体の動きに合わせてカメラを動かすことも可能です。送信機の「一時停止(Pause)」ボタンを押せば、いつでも静かに前進を停止し、空中でホバリングさせることができる。

DJI GOアプリのTapFlyを使えば、Phantom 4の画面で目的地を2度タップすると、その目的地まで障害物を回避した最適な飛行ルートを計算してくれる。別の場所をタップすると、初心者でもまるで熟練パイロットのようにスムーズな移動が実現する。

世界最高レベルの空撮向けに最適化された4K映像デバイスであるPhantom 4の4Kカメラは、輪郭をシャープにし、色収差は改善され、視覚的な水準が向上している。また、DJIの特徴であるDJI Lightbridgeビデオ伝送システムも搭載されているため、ユーザーは最大2km先でもスマート端末を使ってHDやリアルタイムでカメラの映像を確認することができる。

DJI、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現するフライングカメラ「Phantom 4」発表

デザインにおいては、DJIが開発したクアッドコプターのクラシックなスタイルはそのままに、優雅さと滑らかさ、航空力学的なラインを更に強調できるよう見直されている。フレームには、軽量の複合材コアを組み込み、安定感と敏しょう性を高めている。このコアは再設計したジンバルにも採用しており、一層の安定性と振動の軽減を可能にしている。重心位置を改善し、またプロペラがカメラに写りこまないようジンバルの位置を変更している。

DJI、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現するフライングカメラ「Phantom 4」発表

モーターの効率性、消費電力管理は改善し、新しいインテリジェントバッテリーを導入することで、Phantom 4の飛行時間が約28分まで延びた。これにより、更に長い時間を利用したプロフェッショナルな静止画や動画の撮影が可能になる。

Phantom 4は、信頼性を念頭に開発されており、二重の慣性測定装置(IMUs)および内蔵デュアルコンパスを搭載。取り付けが簡単なプッシュ&ロックのプロペラを新たに採用したことで、より素早いプロペラの取り付けと固定が可能になった。

Phantom 4は、高性能および使いやすさに加えて、楽しむことも考慮に入れて開発されている。新機能の上級者向け「スポーツモード」は、ドローンでレースをしたらどんな感覚かを味わうことができる。このモードでは、時速72kmで飛行することが可能。また、他のモードに比べてより迅速に上昇・下降する。「スポーツモード」で機体を加速化したことにより、様々な場所へ早く到着し撮影することができる。これまでは捕捉することが出来なかった高速のダウンヒルスキーヤーを追尾撮影できるようになる。

 

【関連リンク】
ディー・ジェイ・アイ(DJI/大疆创新科技)
Phantom 4

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