経産省、産学が連携した「未来ロボティクスエンジニア育成協議会」設立へ

内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省は、本年7月に「ロボットによる社会変革推進会議」を合同で開催し、「ロボットによる社会変革推進計画」を取りまとめ、公表した。この中で、将来のロボット人材の育成に向けて、産業界と高専等が連携して実施する人材育成枠組の体制構築を1つの施策として掲げている。

また、経済産業省が文部科学省の協力により進めてきた、高等専門学校や工業高校に対するヒアリングでは、「第4次産業革命が進展していく中、先生に対する実際の製造現場で必要とされる技能や技術などのスキルアップが課題」、「学生が実習で使う機材がとても古い」という声が多かった。

既に一部の地域では、企業と高等専門学校や工業高校が連携し、教員や学生、生徒の人材育成に向けた取組が進められている。しかし、上記の課題に加え、ロボットメーカ、システムインテグレータだけでなくユーザにもロボットに関するリテラシーが必要となっている。

これらの課題に産学が連携したオールジャパンで取り組むため、経済産業省では、本年7月以降に「産学が連携した人材育成枠組構築検討会」を開催して、産学が連携した人材育成の体制構築について検討を重ねてきた。

同検討会には、産業界からは川崎重工業株式会社、株式会社デンソー、ファナック株式会社、株式会社不二越、三菱電機株式会社、株式会社安川電機、FA・ロボットシステムインテグレータ協会が参加し、その他、独立行政法人国立高等専門学校機構、栃木県立足利工業高等学校等が結集した。

今回、産業界と高等専門学校等が相互に連携して、将来のロボットエンジニアやシステムインテグレータに係る人材育成を推進し、教員向けインターンシップや企業エンジニアの学校への派遣といった「高等専門学校等から産業界に対するニーズ」と「産業界の有するシーズ」のマッチングを担う協議会の設立に向けて具体的な準備を進めるため、上記のメンバーは覚書を締結し、同協議会を「未来ロボティクスエンジニア育成協議会(以下、CHERSI)」とした。

CHERSIは、「ロボット革命イニシアティブ協議会(以下、RRI)」の下に事務局を設置する。今後、CHERSIの活動に関する具体的な実施事項等の検討や同取り組みの参画企業等の拡大に向けて、関係者で調整を進め、来年度から、RRIの取り組みの1つとして、本格的に活動を開始する予定だ。

なお、12月18日に「国際ロボット展」で、「未来ロボティクスエンジニア育成協議会」の設立に向けた覚書の締結式を実施する。

出典:経済産業省ウェブサイト

Previous

ボッシュ、網膜に画像を直接投影するスマートグラス向けソリューション「Light Drive」を発表

ラトックシステム、スマート家電リモコン「RS-BTIREX2」がGoogleアシスタントとSiriショートカットに対応

Next