製造現場のデータを手軽に可視化 ーアドバンテック WISE-PaaS/Dashboard

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WISE-PaaS/Dashboard(以下、Dashboard)は、アドバンテックが提供している、データ分析と可視化のためのツールである。WebAccess/SCADAを使用し、様々な生産設備やセンサーから収集してきたデータを可視化するために用いられる。

基本的な機能は、オープンソースのダッシュボードツールソフトウェアであるGrafanaの機能を有しており、ダッシュボードやパネルの作成を視覚的に行うことができる。

※Grafana:ログなどのデータを可視化するグラフィックツール(https://grafana.com/

Dashboardの特徴

Dashboardの特徴として、SCADAノードで取得したデータに特化しているという点がある。

Grafanaは、データベース(以下、DB)に蓄積されたデータやログにリアルタイムにクエリを投げて表示を行うが、DBと連携し、様々な情報を可視化しようとすると、その分プロセスやメモリを使用することになる。

Dashboardは、SCADAノードと連携し、SCADAノードで設定したタグ情報を取得している。最適化されたデータリソースを使用することで、通信量やプロセス量を抑えることができる。

WebAccess/SCADAの利用シーンとして、工場内の設備からデータを収集し、生産状況等を可視化したいということを想定する場合、他のDBやERPなどとの連携を行うということは少ないだろう。

より複雑な可視化や分析を行いたい場合は、設置やダッシュボードの構成をそのままクラウドにあげることで、WISE-PaaSの環境でDashboardを使用することもできる。クラウドで使用すると、様々なテンプレートを使用することが可能だ。

Dashboardでできること

Dashboardデモ画面
Dashboardデモ画面

Dashboardでできることとして大きく3つのアクションがある。

SCADAノードで取得したデータを表示する

SCADAノードでデバイスやタグの設定を行い、取得したデータを表示させることができる。

データはパネルと呼ばれる部分にプロットされる。Dashboardにはデフォルトで20以上のパネルが用意されていて、用途に応じたパネルを選択することで、グラフやヒートマップ、テキストなどが表示できる。

この時、ローカルで設定したSCADAノードの設定などの情報をウェブサーバーに反映し、SCADAノードとプロジェクトノードの間で情報に差異がない形にする必要がある。これは、WISE-PaaS/Dashboardが、他のSCADAにはない、完全ブラウザベースにしているからの特色である。

一例として、グラフを表示させたい場合は、パネルの種類の中からグラフパネルを選択する。グラフにプロットするデータは、SCADAノードで設定したデバイスとタグの情報が連携していれば、DBに保存されているデータがグラフに横軸を時間軸としてプロットされていく。

Dashboardデモ画面 SCADAノードで取得したデータを簡単にプロットすることができる
Dashboardデモ画面 SCADAノードで取得したデータを簡単にプロットすることができる

グラフのカラーを変更したり、テイストを変えることも可能である。

Dashboard上で作成した数値やアクションをSCADAノードに送り返し、データソースを作り上げる

装置から取得したデータは、整理されていない事がある。

そうした時に、Dashboard上で、表計算的などの何らかの処理を行い、作成した数値をSCADAノードに送り返すということが可能である。

このアクションを行うことで、データソースを整理し作り上げるということができる。

こうした機能がないソフトウェアでも、担当者が細く設定を行うことで対応することは不可能ではないが、工場での生産現場において、数量や設定などが細かく変更することはよく起き、その度にソフトウェアの設定を変更するという方法は現実的ではない。

Dashboardで入力したデータを基に設備やデバイスを操作する

Dashboard上でアクションを設定し、パネル上のボタンを押すことで、SCADAノードに紐付けられている設備やデバイスの操作を行うことができる。

例えば、Dashboardから緊急停止を行ったり自動操作から手動操作に切り替えたりということが可能だ。

様々なシーンに応じた表現方法

WebAccess Dashboardデモ画面
WebAccess Dashboardデモ画面:鋳鍛造などでは、実際の温度によって見るデータが変わる

稼働状況や鋳造・鍛造の場合、温度のバランスをマッピングで表現しなければならない。そういった場合や生データをそのまま出力する、デバイスに対して文言を付加したい場合にはデータをテキストボックスとして表示するなど、様々なシーンに応じた表現が可能だ。

WebAccess Dashboardデモ画面
WebAccess Dashboardデモ画面:閾値超えをしたときには、アラートを発砲する

パネルの種類と表示できる内容の一例

ここに記載していないパネルの表現方法に関しては、アドバンテックの技術文章を参照して欲しい。

パネル名 表示内容
Graph Panel 折れ線グラフや曲線グラフを表示する

Graph Panelイメージ
Pie Chart Panel 円グラフと、各項目の割合を表示する

Pie Chart Panelイメージ
Monitor Panel 一度に関連する複数のデータ指標を表示する

Monitor Panelイメージ
Work Order Panel デバイスの画像と現在の稼働データを表示する

Work Order Panelイメージ

具体的なアドバンテック製品に関する記事は以下にある。

 

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