オプティムとテレパシージャパン、遠隔作業支援専用スマートグラスの新型機 「Remote Action model W」を発表

株式会社オプティムと、アイウェア型ウェアラブルデバイスを開発・製造する株式会社テレパシージャパンは、遠隔作業支援専用スマートグラス「Remote Action」を展開している。

今回、新型ハードウェア「Telepathy Walker」をベースとした「Remote Action model W」を新たに発表した。これにより、顧客は利用用途や現場に応じて、これまで以上にニーズに合わせたハードウェアを選べるようになる。

 

「Remote Action model W」とは

2015年8月にオプティムとテレパシージャパンが発表した遠隔作業支援専用スマートグラス「Remote Action」は、製造現場や設備のフィールドサポート、教育、農業、医療などさまざまな業界で、順次導入が始まっている。そして、オプティムとテレパシージャパンは従来モデルの「Telepathy Jumper」に加え、2016年1月に発表した新モデル「Telepathy Walker」をベースとした新型の遠隔作業支援専用スマートグラス「Remote Action model W」として開発した。これにより、顧客は利用用途や現場に応じてより適したハードウェアを選べるようになる。
オプティムとテレパシージャパン、遠隔作業支援専用スマートグラスの新型機 「Remote Action model W」を発表

 

「Remote Action」とは

「Remote Action」とは、オプティムが誇る遠隔作業支援プラットフォームである遠隔作業支援サービス「Optimal Second Sight」と、テレパシージャパンが開発したウェアラブルデバイスを融合した遠隔作業支援専用スマートグラスだ。

「Remote Action」の利用者は、遠隔地にいる専門的知識を持ったオペレーターが現場の作業を行っている方の目の前の状況を、リアルタイムの映像で確認できるため、あたかも現場に専門的知識を持ったオペレーターがいるかのような、きめ細かいサポートが可能になる。これにより、専門性の高い人材育成に課題を抱えていたり、人手不足やサポートコストの増加でお悩みの企業様の課題を解決することができる。

また、顧客は自社で複雑なシステム構築することなく、遠隔作業支援環境を利用できるため、作業員は「Remote Action」の電源を入れるだけですぐに遠隔地のオペレーターとセキュアに接続が可能となる。さらに、MDM(※1)サービスOptimal Bizに対応したWDM(Wearable Device Management)機能により端末の一括管理も実現。このように「Remote Action」は、国内外を問わず、今後の遠隔作業支援市場の急拡大を牽引する画期的なスマートグラスだ。

 

「Remote Action」の機能一覧

カメラ映像共有

作業者が利用するスマートグラスのカメラ映像を共有することで、作業者の目の前の環境を、まるでオペレーター自身が見ているかのようにサポートできる。

音声通話(VoIP)

音声通話機能を用いて指示や現場の状況確認を行うことができます。

資料・URL送信

オペレーターから資料などのファイルやURLを送信することで、説明に必要な資料を共有しながらのサポートが行え、より円滑なサポートが行える。

移動指示機能

オペレーターから作業員に、どちらの方向に移動し、対象をカメラに映してほしいかを、わかりやすく指示できる。

赤ペン機能、指さし機能

作業対象物の特定や作業方法などを指示することができる。

デバイス管理機能

MDMサービス「Optimal Biz」に対応した、WDM(Wearable Device Management)機能により、端末および搭載するアプリケーションの管理を一括して行うことができる。

高輝度ディスプレイ

外光下でもはっきり見える高輝度、高解像度により業務情報やマニュアルを表示可能なディスプレイを搭載。強い太陽光の下でもはっきりとイメージが見え、日常、屋外等のさまざまな環境で自然な画像や情報を見ることが可能。

 

「Optimal Second Sight」とは

「Optimal Second Sight」とは、スマートデバイスのカメラで映している映像を共有することができるサービス。遠隔地にいる専門的知識を持ったオペレーターはお客様や現場の作業を行っている方の目の前の状況を、リアルタイムの映像で確認できるため、あたかも現場に専門的知識を持ったオペレーターがいるかのような、きめ細かいサポートが可能になる。これにより、専門性の高い人材育成に課題を抱えていたり、人手不足やサポートコストの増加などの課題を解決することができる。

 

「Telepathy Walker」とは

「Telepathy Walker」とは、次世代のアイウェア型ウェアラブルデバイス。さまざまなビジネスシーンで活躍する『Telepathy Jumper』のウェアラブル技術を活用し、より軽量化・スリム化することで「いつでも、どこでも」利用できる、気軽なウェアラブル体験を可能にした。マイクロカメラと小型光学ユニット、ワイヤレス通信モジュール、GPS、Skyhook(※2)などの機能を搭載し、仮想ディスプレイをユーザーの視線の先に表示させる。ディスプレイはより見やすく、筐体はシンプルかつ持ち歩きやすくなっている。

 

今後の展開

「Remote Action」を通じて、引き続き製造、建設、土木、医療ICT、介護・福祉、教育ICT、金融、物流、公共など、あらゆる現場においてウェアラブルデバイスを用いた新たな働き方を提案していくという。

 

※1 MDM:Mobile Device Management(モバイルデバイス管理)の略。スマートフォン、タブレット端末の管理、セキュリティをサポートし、端末紛失・盗難時の情報漏えい対策、リモートロック、不正利用アプリケーションの起動禁止などを行う企業向けサービス。

※2 Wireless LANの電波強度情報を用いて瞬時に位置情報を得る技術。GPS衛星電波の受信が困難とされる屋外や都市部の建物密集地域でも位置測位を可能にしている。またGPS機能と同時に用いることで、より精度の高い測位が可能になる。

 

【関連リンク】
オプティム(OPTiM)
テレパシージャパン(Telepathy Japan)
Remote Action

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