アドインテと九州大学、人工知能で混雑状況を予測するシステム「K-now」を開発

国立大学法人九州大学の先端ラーニング・テクノロジー研究室と株式会社アドインテは、共同で大学キャンパス内の現在の混雑状況と、これからの混雑予測を知らせる「K-now」を開発リリースした。

キャンパスで生活をする学生や教職員は、日々、食堂やバス停、施設の混雑に悩まされている。これから食堂に向かう時やバス停に向かう時に、「現在の混雑状況がわかると便利だ」という声が多く寄せられていた現状を踏まえ(2015年、2016年のアンケートに基づく)九州大学の今の混雑状況を知らせるシステム「K-now(ノウ):Kyushu University Now」を開発し、サービスを開始した。
 
「K-now」では,アドインテが開発した「AIBeacon(※)」というセンサーを利用し、「AIBeacon」に電波接触した無線機器(スマートフォンやノートパソコン 等)を計数することで、センサー周辺の混雑状況を推定。また、人工知能にて過去の混雑データを活用し、その後の混雑予測も行う。

ユーザーは、スマートフォンやノートパソコンから「K-now」が提供するWebページにアクセスすることで、キャンパス内の食堂やバス停、施設などの混雑状況を知ることができる。また、ユーザはWebページを通して現場からの混雑レポートを返すことも可能。
 
今後は、システムが推定している混雑レベルと、ユーザーが感じる混雑レベルのギャップを埋めるためのログ分析を通じ、混雑状況の推定精度を高め、学内の関連プロジェクトと連携して、混雑予測性能を高める工夫を行うという。また、飲食店や商業施設、レジャー施設等、混雑状況をリアルタイムに知りたいというニーズの高い場所でも利用できるよう、サービス提供を進めていく。
 
※「AIBeacon」とは、スマートフォン近距離無線通信技術を利用した独自の通信モジュールとして、Wi-FiとBLEの機能を搭載した端末のこと。

アドインテと九州大学、人工知能で混雑状況を予測するシステム「K-now」を開発

【関連リンク】
アドインテ(AdInte)
九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

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