ハネウェル、製造業経営幹部200名に対してビッグデータ分析に関する調査を実施

ハネウェル・プロセス・ソリューションズ(HPS)は、米調査会社KRC Research Inc.と合同で製造業経営幹部を対象に実施したビックデータ分析の重要性に関する調査の結果を発表し、なかでもデータアナリティクス(分析評価)の導入について、回答者の多く(67%)が、厳しいビジネス環境で様々な投資節減を進めるなか、データアナリティクスへの投資は前倒しして進めていく計画であることを示した。

データアナリティクス

その他の主な結果は以下の通りだ。

・一部の企業では、収益性を最大化する上で一番の支障となり、操業の継続に影響与える、「予定外のダウンタイム」や「設備の故障」を避けたいと考えている。
・ほとんどの企業は既にデータアナリティクス技術に投資を行っている。
・25%を超える回答者は今後1年以内にデータアナリティクスへの投資を検討していないと。

そのうち、投資を行わない理由として最も多かった回答は、データアナリティクスの利点を理解していない、もしくは十分なリソースがないというものだった。

収益性最大化に対する最も大きな支障として予定外のダウンタイムが挙げられ、このうち42%は設備を過剰運転していると回答した。また、近年の障害発生頻度についての質問には、回答者のうち71%がたびたび、設備の故障が発生した、また64%はたびたび、予定外のダウンタイムが発生したと回答した。

収益性を最大化する上での一番の支障として、挙げられたその他の回答は以下の通りだった。

・サプライチェーン管理の問題(39%)
・人材不足         (37%)
・不良品          (36%)
・設備故障         (32%)

悪循環

データアナリティクス(分析評価)についてはほとんどの回答者がIIoT導入を成功に導く上で有用であると答えた。データアナリティクスの導入の利点として、挙げられた回答は以下の通りだった。

・設備故障          (70%)
・予定外のダウンタイム    (68%)
・予定外のメンテナンス    (64%)
・サプライチェーン管理の問題 (60%)

また、データの活用方法として、回答者の63%がより十分な情報量に基づく即時の判断、57%が無駄の削減、そして56%がダウンタイム発生リスクの予測と回答した。加えて、回答者の2/3以上(68%)は現在データアナリティクスに投資している、50%はデータアナリティクスを活用できている、そして、15%はデータアナリティクスを使用することで先進的な運営が行えていると回答した。

データアナリティクスを導入済み、または今後数年の間に追加投資を実施するとした回答者がいる一方で、32%は現在データアナリティクスへの投資を行っていないとした、また、33%は今後12か月以内、もしくは長期的にデータアナリティクス導入の計画がないと回答した。導入計画が無いとした回答者が挙げた理由は以下の通りだった。

・既に安全性、生産性と成功を確保できるシステムが存在する (61%)
・データアナリティクスを使用しなくても成長できている   (45%)
・ビックデータの利点を十分に理解・認識していない     (42%)
・ビックデータの利点が過大評価されているだけだ      (35%)

また、データ分析技術への投資を計画していない回答者のうち、63%は適切に導入するためのリソースを持たないためとし、また39%はデータアナリティクスを行う人材が居ないと回答した。

【関連リンク】
ハネウェル(Honeywell)

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