Bluetooth SIG、IoTセキュリティなどに対応した最新版の開発ツールキット群を提供開始

Bluetooth Special Interest Group (以下、Bluetooth SIG)は、開発者向けツールキット製品群のアップデート版のリリースを発表した。最新のBluetooth(R)ツールキットにより、開発者はモバイルアプリや低コストのビーコン、IoTセンサーを制御するゲートウェイなどの作成をより高速に、高性能に構築できるようになる。今回紹介された4つの最新ツールキットはIoTセキュリティ、相互運用性、市場の課題に対応しているという。

Bluetooth SIGの開発者プログラム ディレクターである Steve Hegenderfer (スティーブ・ヘーゲンデルファー)氏は次のように述べている。「Bluetoothを活用する開発者は数年前に比べ、信じられないほど多くのことをできるようになりました。WebにBluetoothデバイスを接続する、独自の近接ソリューション開発用にビーコンを使用する、または単にこれら無線センサーの仕組みや運用方法を学ぶ、といったいずれの活動に対しても、Bluetoothは試作品の作成やテスト、拡張を容易にし、実際の利用者にとって有益なソリューションを市場に投入する強力な技術、ツール、トレーニングを提供しています。」

米調査会社ABI Researchは、IoTは2020年までに約260億台のデバイスが接続され2,000億ドルを超える産業になる予測を提示している。これらの数字はメーカー、開発者、消費者がIoTの可能性を十分に発揮する接続ソリューションに関心を向けることで初めて実現される。

ABI Researchの業界アナリストである Andrew Zignani(アンドリュー・ジグナニ)氏は次のように述べている。「IoTの勢いが増すにつれて、BluetoothはIoT競争をけん引する技術の一つとして頭角を現しました。そしてBluetoothは、低消費電力が重要となるビーコン、ホームオートメーション、ウェアラブルにおける大きな市場機会とともに堅調な成長を続けています。これらの市場はエネルギー効率、範囲、メッシュネットワークにおける今後のBluetooth技術の進歩によってさらに成長するでしょう。さらに、Bluetooth対応デバイスの出荷台数は2021年まで年間平均5億台のペースで増加し、50億台以上に達することが予想されます。」

Bluetooth開発ツールキットのアップデートには以下が含まれる。

  • Bluetooth Secure Gateway Toolkit
    このツールキットは、Bluetoothセンサーを遠隔から監視制御できるようにするインターネットゲートウェイを作成するためのサンプルコンポーネントやシンプルな初期設定、詳細なハンズオン・ラボ、強化されたセキュリティコンポーネントを提供。開発者は製品における現在のIoT機能を拡張できるとともに、Bluetooth 4.2で追加された業界をリードする政府機関レベルのセキュリティ機能も活用することができる。デバイスはスマートフォンやタブレットの中継機能を必要とせず、安全な接続を経由してゲートウェイに直接接続することができるようになる。
  • Bluetooth Starter Kit
    開発者向けにBluetoothについて紹介するハンズオン・ラボやサンプルソースコードを含む包括的なトレーニングパッケージ。開発者が製品やアプリケーションへ無線接続を追加するために必要な基本情報が提供される。最新バージョンではハードウェアとしてコスト効率が向上した最新のArduinoへ更新されるとともに、メーカーによる最初のBluetoothデバイスの構築を支援するためにBluetooth Developer Studioがラボで使用できるようになった。Bluetooth Developer Studioの最新のアップデートでは開発者は異なるチップセットやプラットフォーム間で一貫性のあるBluetoothの実装を迅速かつ容易に行えるようになり、市場投入までの時間を高速化し、Bluetoothサービスの品質を向上するとともに相互運用性を可能にする。
  • Application Accelerator 2.1
    このツールキットは、サードパーティーの開発者によるAndroid 6.0、iOS 9、Windows 10、Tizen、Blackberryをサポートするスマートフォン、タブレット、PC上におけるBluetoothアプリケーション構築を支援する。
  • Beacon Smart Starter Kit
    この習熟度別キットによりビーコン構築方法を習得でき、低コストでシンプルかつ強力なセンサーの潜在能力を活用できるようになる。今年後半に上級のキットがリリースされ、一般消費者向けや業務用の実際のアプリケーションに対するビーコン管理やビーコンの実用化に関する詳細が提供される予定だという。

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