PTCのIoT+AR/VR+Analyticsによる業務改革 ─Japan IT Week 秋

2016年10月26日から3日間幕張メッセにて、「Japan IT Week 秋」が開催された。
本記事では28日に行われたPTCセミナー「IoT+AR/VR+Analyticsによる 非連続な業務改革への回答」について紹介する。

ノンプログラミングでIoTアプリケーションの開発ができるIoTプラットフォーム「ThingWorx」で有名な同社だが、2015年にAR(拡張現実)技術を持ったVuforia社を米クアルコムから買収し、工場のIoTなどで取得したデータを分析するだけでなく、ヒトに摩擦なく情報を伝える技術を手に入れた。

IoTとARの組み合わせでより可視化される世界

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製品の3DデータとそこからIoTで収集できているデータがあれば、現実世界にAR技術で映像を重ね合わせることができる。ARと触れる機会が少ないため具体的に何ができるのかというところが想像しにくいが、本セミナーではARを「保守点検」でのユースケースが紹介された。

新しい技術インフラ構築の必要性

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IoTから得られる情報量は今までの帳票などから得られる情報と比べると桁違いに多いものとなり、その情報を流すためのインフラの整備の必要も出てくる。さらに、ネットワークに多くの重要な企業の情報を流すため、セキュリティ面についても考慮の必要が出てくる。

情報の取捨選択を行うチーフデータオフィサー(CDO)の必要性

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どのような情報を取得しどのように活用するかを考えるチーフデータオフィサーが必要になる。IoTで取得できた情報が全て有用というわけではなく、何かしらの分析をかける必要があったり、新たな情報取得経路(設備に振動感知センサーを付けるなど)が必要となってくる場合もある、そうした状況の中で情報の取り扱い全般を取り仕切るCDOの必要性が出てきている。

IoT+AR/VR+Analyticsによる業務改革の3つの段階

現状把握

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セミナーのタイトルにもある通り、PTCはIoTやARを活用した業務改革のためのプラットフォームを提供している。業務改革の第一段階は図にある既存の業務の効率化だ。今まで意思決定が担当者の経験や勘で行われていた業務において、IoTによって集められる客観的なデータを利用し適切に現状把握することで精度の高い意思決定を行う。

差別化

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第二段階ではIoTやARを利用して他社が行っている同種類のサービス内容との差別化を図るというものだ。例えば今まで故障してから修理を行っていた設備を故障する前に修理を行う予兆保全などがあげられる。

新たな価値の提供

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最終段階は新たな価値の提供だ。第一、第二段階では現状業務の延長線上の話だったが、この段階では新たなビジネスモデルが作られる。例としては空調設備というハードウェアを販売し利益を得るというビジネスモデルから空調設備にセンサーを付け、稼働状態をインターネット上で管理できるようにすることで電気代を最小化できる使用法の指導や保守・管理などから利益を得ることができるようになったというものだ。

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