インクリメントP、自動運転支援地図の開発に着手 過疎・高齢化地域での自動運転利用を視野に金沢大学と共同プロジェクト

インクリメントP株式会社はこのたび、金沢大学と共同で、自動車の自動運転支援地図の開発を開始した。

過疎地、高齢化地域における自動運転自動車の実用化を視野に、公道での実証実験も合わせて進めていく。

 

■背景

現在、自動運転システムへの注目度は国際的にも非常に高く、すでに各国で様々な取り組みが行われている。また、日本国内においては人口減少と高齢化が進行する中、安全・安心に移動できるモビリティ環境の構築が急務となっている。

そのような中、金沢大学の研究チームが今年2月に日本で初めて【地域高齢者の移動支援】を目的とした、市街地における自律型自動運転自動車の実証実験を行い、話題となった。

 

■プロジェクト概要

本実証実験で用いられる自律型自動運転自動車は、目的地を設定するとドライバーが操作することなく自動的に目的地まで到達することのできる高度有人運転支援システムだ。

目的地までのルート探索、車線変更、交差点右左折、信号等の交通規制遵守等において、自律型自動運転システムと高度な地図情報との協調制御を行う。

今後同社では、金沢大学と共同で自動運転支援地図フォーマットの検討を行い、本システムで利用可能な自律型自動運転支援地図を開発、提供していく。

本プロジェクトは、2020年頃を目処に地域高齢者の移動手段への活用(実現性検証)を目指しており、地域内での移動円滑化が期待されている。

 

■研究成果・今後の展望

自律型自動運転システムと高度な地図情報との協調制御を公道で実証実験することにより、多様な道路交通環境下での知見をフィードバックすることが可能となり、自動運転システムの実用化に向けた研究開発の加速が期待されている。

同社ではこれからも、モビリティ・イノベーションによる地方創生や社会的な課題解決に向けて、地図技術の観点から積極的に取り組んでいく。

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