株式会社ZMPと、パーク24株式会社は、駐車場における自動駐車の実現に向け、実証実験に着手し、その内容を8月27日開催の第7回ZMPフォーラムにて報告する。
国内で1年間に発生する交通事故の件数は、2006年以降減少傾向にあるものの、2014年の交通事故件数は約57万件にものぼる。中でも、駐車場における事故は多く、一般社団法人日本損害保険協会東北支部が実施した「東北6県の車両事故実態に関するモニタリング調査」(2013年1~12月対象) によると、全車両事故(「車両保険」で利用された事故)のうち、約3割が駐車場内で発生している。
また、パーク24が実施した「運転テクニックに関する調査」(2014年12月実施)では、苦手な運転として「バック」が22%、「駐車」が16%となるなど、駐車に対する苦手意識の高さがうかがえる結果となった。
今回の実証実験は、駐車場での事故削減に向け、完全自動駐車を実現するための車両側でのテクノロジー及び駐車場側での施設設計の在り方、それらに関わる走行データの取得など、今後の解決すべき課題を明確にするために実施したものだ。
ZMPは、「Robot of Everything 人が運転するあらゆる機械を自動化し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッションのもと、ロボット技術をベースに自動運転技術を開発しており、2014年からは公道での自動運転実証実験を開始、2015年5月にはロボットタクシー株式会社を設立、ドライバーのいない無人タクシーの実 用化に向けて事業を進めている。
パーク24は、人とクルマと街との調和のとれた「快適なクルマ社会」の実現に向け、2015年7月末現在、47都道府県において14,979件 520,873台のタイムズ駐車場を展開している。この他、タイムズ駐車場のネットワークを活かして展開しているカーシェアリングサービス「タイムズ カープラス」や、レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」、ロードサービスなどの交通インフラサービスを提供している。
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