Cerevo、VR空間の感触を現実にフィードバックするVRデバイス「Taclim(タクリム)」とロボットデスクライト「Lumigent(ルミジェント)」を発表

コネクテッド・ハードウェアの企画・開発を手掛ける株式会社 Cerevo はラスベガスで開催される家電・IoT関連展示会「CES 2017」にて開発中の新製品「Lumigent(ルミジェント)」「Taclim(タクリム)」を発表した。

「Taclim」は、触感センサー搭載VRシューズ&グローブである。日本電産セイミツ株式会社との協業により、専用にカスタマイズしたタクタイル・デバイスを合計8つ搭載。VR空間の映像や音声に合わせてシューズとグローブが触感をフィードバックできるだけでなく、砂漠、草原、水辺といった地面を踏みしめたときの触感の違いや、キャラクターが装着している靴の種類による感覚をVR空間で再現する。

Lumigentは、音声認識と変型機構を搭載し、話しかけると言葉を認識して自動で点灯・変形するロボット・デスクライトである。照明機能のほかに8メガピクセルのカメラおよび無線LANを備え、撮影した画像や動画などをスマートフォンを介してクラウドへアップロードできるほか、USBでPCと接続してWebカメラとして利用することもできる。

Taclim概要

Taclim は、左右それぞれの手で持つグローブ部と、靴のように装着するシューズ部がセットになった入出力両対応の VR デバイスであり、発売は 2017 年秋頃、価格は 10~15 万円程度の予定となっている。
 
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グローブとシューズのそれぞれに日本電産セイミツ株式会社との協業による、Taclim 用にカスタマイズしたタクタイル・デバイスを合計 8 つ搭載。VR 空間の映像や音声に合わせてシューズとグローブが触感をフィードバックすることで、ヘッドマウントディスプレイによる視覚・聴覚に、両手両足の触覚を加えて VR の世界をより深く体感することができる。

タクタイル・デバイスは振動の種類を自在に変更することでき、砂漠、草原、水辺といった地面を踏みしめたときの触感の違いや、キャラクターが装着している靴の種類による感覚を VR 空間で再現する。

 
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また、装着者の手足の動きを内蔵する 9 軸センサーがとらえ、VR 空間内に反映する、VR 用入力デバイスとしても機能。Taclimは、動きによる入力と触感フィードバックを組み合わせ、VR 空間への没入度をよりいっそう高めることができる双方向の VR 用入出力デバイスとなっている。

 
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ゲームメーカーであるジェムドロップ株式会社が 1 月末にリリース予定の PlayStation VR 向けソフト「ヘディング工場 (英題: Headdbutt Factory)」を題材にし、同社が Taclim 向けに新規開発した VR ゲーム「Taclim demonstration with Headbutt Factory」をデモ環境として用意しており、同タイトルは Taclim 発売時に無償で提供予定となっている。

Taclim 向け開発環境は Unity プラグインとして提供し、自由に Taclim を入出力デバイスとして使うコンテンツを開発することが可能。触感データについてはいくつかの基本的な触感をサンプルデータとして公開するほか、WAV 形式のファイルを取り込むことで、独自の触感データを作成することも可能となっている。

利用シーンに合わせて通信方式の異なる 2 種類のバージョンを用意されており、より手軽かつ安価に Taclim を体験できる Bluetooth Edition のほか、大規模な人数や多数の参加者が集まるイベントなど、電波が混雑した環境でも安定した通信が行なえる 920MHz 帯に対応した「Sub-giga Edition」の 2 モデルを販売予定としている。

Lumigent概要

話しかけると自動で変形して点灯するロボット・デスクライト「Lumigent(読み:ルミジェント)」の発売は 2017年秋頃、価格は 4~7 万円程度の予定となっている。

Lumigent に向かって話しかけるとその言葉を認識し、点灯や変形といった動作を自動的に行なう。本体は 4 自由度の可動軸を備え、使用しない場合は折りたたまれた省スペース状態で待機。「Hi Lumi, turn on」と呼びかけると、本体やアプリを操作することなく、あらかじめ指定した位置に自動で移動し、ライトが点灯する。
 
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本体には無線 LAN およびオートフォーカスに対応した 8 メガピクセルのカメラを搭載。机の上の書類を撮影して microSD カードに保存したり、無線 LAN 経由でスマートフォンを介してクラウドへ転送することもできる。これらの撮影も音声のみで操作でき、撮影のために本体を操作する必要はない。そのため、両手を使って被写体を保持したり、手やペンで指差ししている状態の写真を 1 人で撮影することが可能だ。カメラは静止画と動画に加え、タイムラプス(コマ送りでアニメーションする映像)撮影にも対応している。

 
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Micro USB 端子を備えており、PC と USB ケーブルで接続することで 8 メガピクセルの Web カメラとしても利用可能。ビデオチャットを始める時に Lumigent へ話しかけるだけで、ライティングとは異なるビデオチャットに最適な場所へカメラが位置するように Lumigent が自動で変形する。ネットワーク接続は無線 LAN 接続に加え、別売オプションにて有線 LAN 接続にも対応する

【関連リンク】
セレボ(Cerevo)

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