マイクロソフト、自動車メーカーの変革を支援するMicrosoft Connected Vehicle Platform を発表

ラスベガスで開催されている Consumer Electronics Show で、マイクロソフトはMicrosoft Connected Vehicle Platform を発表した。

これは、各社が独自のネット接続されたドライビング体験を創造できるように支援するために設計された、Microsoft Azure クラウド上で構築されたサービス群だ。

このプラットフォームは、車載オペレーティングシステムではなく、「完成された製品」でもない。クラウドを基盤とする流動的でアジャイルなプラットフォームであり、マイクロソフトのパートナーが重要性を指摘した5つの中核シナリオ、すなわち、予防保守、車内プロダクティビティの向上、先進的ナビゲーション、顧客のインサイト、そして自動運転への対応を重視している。

マイクロソフトのクラウドは、コネクテッドカーから大量のセンサーや使用動向データを収集し、自動車メーカーがそれを有効活用できるようにすることで、困難な課題の解決を支援する。

Microsoft Connected Vehicle Platform は、本年後半にパブリックプレビューとして提供予定だ。バーチャルアシスタント、ビジネスアプリケーション、オフィスサービス、そして、Cortana、Dynamics、Office 365、Power BI、Skype for Businessなどのプロダクティビティツールなど、マイクロソフトの全社横断的なインテリジェントサービスを自動車の世界にもたらすという。

 

マイクロソフトのテクノロジーを採用している自動車メーカー

ルノー・日産
ルノー・日産が協業を選択した主な理由は、マイクロソフトの大規模グローバルクラウドの構築能力だという。本日、CES での日産の基調講演において、マイクロソフトとルノー・日産アライアンスとのパートナーシップにより、マイクロソフトのプラットフォームが、先進的ナビゲーション、予防保全、リモートモニタリングなどを備えた次世代のコネクテッドカーを支援していくことが発表された。

また、日産は Cortana によるドライバー体験の向上のデモも行った。さらに、Azure は複数のオペレーティングシステム、プログラミング言語、ツールで稼働するデバイスとプラットフォームをサポートすることで、ルノー・日産がアライアンスの両ブランドでサービスを展開できる共通プラットフォーム構築に必要な柔軟性と選択の自由を提供する。

Volvo
先週 Volvo が Skype for Business の 90 シリーズへの統合を発表している。これにより生産性が向上し、車内から電話会議に容易に参加できるようになる。

BMW
また、マイクロソフトは、パーソナルモバイルコンパニオンサービスであるBMW Connected において、Office 365 による車内プロダクティビティサービスやドライバーへのインテリジェント支援サービスを提供できる Microsoft Azure ベースのスケーラブルなプラットフォーム構築の為、BMW とも協業している。

マイクロソフトは競合ではなくパートナー

マイクロソフトは自社ではコネクテッドカーの製造は行わない。マイクロソフトは、自動車メーカーが自社ブランドに合致し、顧客のユニークな要求に対応し、製品の競合差別化を行い、新たな持続的収益源を確保できるコネクテッドカーを構築できるよう支援したいと考えている。

マイクロソフトの顧客は、単に適切なツールを提供するだけでなく、顧客データを顧客に所有させてくれ、安全で規制に準拠したクラウドプラットフォームを提供し、真にグローバルな規模で事業を行っている(ほとんどの自動車メーカーは多国籍企業)パートナーと協業したいと考えている。実際、Fortune 500の 85 パーセントの企業はこの理由によりマイクロソフトのクラウドを利用しているそうだ。

 
最終的には、マイクロソフトは、自動車メーカーの目標である、高度な機械学習と人工知能、そして、先進的マッピングサービスによる完全自動運転を支援したいと熱望している。実際、先月マイクロソフトはTomTom、HERE、Esri との既存および新規のパートナーシップによってインテリジェントな位置情報サービスを全社的に活用していく計画を発表している。

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