メカトラックス、ラズベリーパイ用3G通信モジュール「3GPi」が消費電力増のラズベリーパイ3にも対応

メカトラックス株式会社は、ラズベリーパイ専用携帯通信モジュール3GPi(スリージーパイ)の新機種「3GPi Ver.2」を本日1/25から販売を開始した。定評のあるカンタン使用/安定稼動を踏襲しつつ、消費電力が増えたRaspberry Pi 3(ラズベリーパイ3)にも電源構成強化等で対応、ステータスLEDや使用GPIOの切替機能も追加されている。

3GPi(スリージーパイ)は、全世界で累計1000万台以上が販売されている小型PCボード、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)専用に開発された3G通信モジュール。ラズベリーパイを携帯電話網経由で簡単かつ安定してインターネット接続できることから、ハードウエアが苦手なソフトウエア技術者でも容易に IoT機器等の開発が可能となる周辺機器として、プロトタイピングだけでなく製品組込み等様々なビジネス用途で活用されている。

新機種である「3GPi Ver.2」は、前機種「3GPI(3GPi Ver.1)」の基本仕様を踏襲しつつ、以下の機能が追加されている。

  • 電源構成を強化することで、従来機種に比べ消費電力が増えた Raspberry Pi 3 Model B にも対応
    ラズベリーパイは性能向上に比例して消費電力も増加し、2016年に発売された最新のRaspberry Pi 3 Model B(ラズベリーパイ3)では新たに電力強化版のACアダプタが推奨されている。一方、ラズベリーパイで一般的なmicroUSB経由の給電では電流供給能力にも不安があり、ラズベリーパイ3本体に他のUSB機器等を接続すると本体電圧が降下し、動作が不安定になる問題が懸念されている。「3GPi Ver.2」では、microUSBを介さず、付属の大容量ACアダプタ(12V 2.0A)から3GPiを経由してラズベリーパイに電源が供給されており、ラズベリーパイ3+USB周辺機器の稼動にも十分な電流供給能力を確保。
    ※厳密には、3GPi ⇒ ラズパイへの電力供給は前機種同様だが、付属ACアダプタと搭載DC-DCコンバータ容量を強化してラズパイ3対応を実現。
  • ステータスLEDを搭載し、通信状況等の把握が容易に
    IoT用途等でラズベリーパイを使用する際にはモニタ等の表示デバイスが接続されていない場合が多く、特に携帯電話回線を使用する場合は電波状況や通信モジュールの接続状態を把握することが困難だった。「3GPi Ver.2」では、ステータス表示用のLEDを搭載、通信状況の直感的な把握が可能。
    ※消費電力節約の為、LEDの点滅はジャンパ設定で無しにすることも可能。
  • GPIOのピン切替に対応
    3GPiはGPIO等ピンソケットにスタックすることでラズベリーパイと接続。その際、電源/GND以外に電源制御/監視等にGPIOポートを使用されていたが、ユーザの運用次第ではGPIOポートが競合する場合もあった。「3GPi Ver.2」では、ジャンパにより使用するGPIOポートの変更が可能。

今回の「3GPi Ver.2」のリリースにあたり、前機種である「3GPI(3GPi Ver.1)」での稼動実績や運用経験等を踏まえ、3Gモジュールは前機種と同じSIMCom社のSIM5320シリーズを使用、NTTドコモ(含 MVNO)/ソフトバンク網にもこれまで同様対応しており、既存ユーザーの皆様も安心して使用できる。

また、3GPiとラズベリーパイ3、SIM等の関連部材一式がまとまった「ラズパイIoTスタータキット anyPi(エニーパイ)」は、既に「3GPi Ver.2」での出荷が開始されており、携帯電話回線の個別契約無しに一括購入ですぐに使用可能。同社のラズベリーパイ用電源管理・死活監視モジュール「slee-Pi(スリーピー)」と併用することにより、1時間に一回だけ起動しその他の時間は電源を落としておくといった間欠動作にも前機種同様対応。

【関連リンク】
メカトラックス(MechaTracks)
3GPi(スリージーパイ)
anyPi(エニーパイ)
slee-Pi(スリーピー)

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