株式会社Braveridgeは、LoRaWAN AS923規格に対応したエンドデバイス向けモジュール「BVMLRS923N52S」と、Bluetooth4.2に対応したBLEモジュール「BVMCN5201M」を開発、量産を開始する。共に、出荷開始時期は2017年3⽉末予定。
LoRaWAN対応エンドデバイス向けモジュール「BVMLRS923N52S」
「BVMLRS923N52S」はSEMTECH製RFチップ「SX1272」及びNordic semiconductor製Bluetooth Low Energy(BLE)⽤SoCチップ「nRF52832」が搭載されたコンボモジュール。LoRaWAN規格に準拠したスタックを独⾃に開発し、これを 「nRF52832」上に実装。このスタックは LoRaWANライブラリとして提供される予定であり、これまでBLEを使った開発者にとっては、そのノウハウを活⽤したLoRaWANデバイスの開発を可能にする。更に、デバイスクラスはClass A及びClass Cに対応(Class Bは4⽉末に対応予定)。このモジュールによりPoCに別れを告げ、商⽤サービスへの移⾏を加速させるという。
同モジュールの最⼤の特徴は、920MHz帯のLoRaWANと2.4GHz帯のBLEをコンカレントに使⽤できるところにあり、これによりスマートフォンやPCを経由したAppとの通信、OTA(On The Air)によるファームウエア・アップデートなども可能にする。
尚、US対応及びEU対応のLoRaWANスタックも開発中であり、5⽉末の完成を予定。
BLEモジュール「BVMCN5201M」
「BVMCN5201MはNordic semiconductor製の最新Bluetooth Low Energy(BLE)⽤SoCチップ「nRF52832」が搭載され、Bluetooth4.2へ対応。13mm×18.5mm のサイズの中にセラミックチップアンテナも組み込んだオールインワンモジュール。
同モジュールは国内での使⽤に必要な認証はすべて取得済みの為、設計者は時間もノウハウも必要な申請作業から解放され、機器開発の効率化や⼯数削減に貢献するという。
【関連リンク】
・ブレイブリッジ(Braveridge)
・セムテック(Semtech)
・ノルディック(Nordic)
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。