ファーウェイとドイツ・テレコム、オール・クラウドの5G向けネットワーク・スライシング デモを実施

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とドイツ・テレコムは2月27日、スペイン・バルセロナでのMobile World Congress (MWC) 2017の開催にあわせ、無線アクセス網、伝送網、コア網を含むオール・クラウドベースの第5世代移動体通信システム(5G)向けエンド・ツー・エンドのネットワーク・スライシング技術に関するデモを披露した。

この共同デモは、ドイツ・ボンにあるドイツ・テレコムのイノベーション・ラボ「5G haus」で行われ、多様な活用シナリオが期待される5Gアプリケーションへの世界最先端のネットワーク・スライシング技術の適用を検証することを目的としている。

5Gは近年、最も注目のトピックになっている。通信事業者と垂直産業の双方のプレイヤーが、5Gをベースとした完全に“つながった”世界の実現に期待を寄せている。5G時代には、ユーザーはあらゆる場所で100メガビット/秒のデータ通信やミリ秒単位の超低遅延通信を利用できるようになる。VR(仮想現実)/AR(拡張現実)やスマート・カーなどの新たなアプリケーションから生まれる多様な要件を実現するのが、5Gのエンド・ツー・エンドのネットワーク・スライシングだ。

今回デモを行ったファーウェイのオール・クラウド・アーキテクチャをベースとした5G向けエンド・ツー・エンドのネットワーク・スライシング技術は、複数の産業向けサービスを1つの物理ネットワークで実現するものだ。

Cバンドを利用したMassive MIMOにより1ギガビット/秒のスループットを達成したほか、CloudRANによりeMBBスライスに無線リソースを割り当てると同時に、スライス認識機能に基づき低遅延スライスを保証した。

また、クラウド化された伝送ネットワーク(CloudMetro)により、IP+Opticalインフラ上でデータ・プレーンの分離を実現し、各コントロール・プレーン上でさまざまなネットワーク・トポロジーとSLAを保証した。

さらに、5G指向のコア網における低遅延スケジューリング・プロセスやモバイル・エッジ・コンピューティング技術によって、超低遅延に加えて、モビリティを伴う超低遅延を実現できることも確認された。

また、スライスの設計、展開、監視の各種機能を備えるネットワーク・スライシング管理機能により、迅速なオペレーションを可能にする。このように、5G向けネットワーク・スライシング技術を活用することで、通信事業者はさまざまなサービスに対応するオープンかつ柔軟な基盤を構築することができるという。

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