実際のIoT案件の知見を体系化、IoTの基本を学べるスクール ーウフル 土本氏インタビュー[PR]

IoTやAIが本格的に導入されるようになってきて、人材の動きも激しくなってきている。その中で、最も聞くのが「人材不足」だ。

IoTの領域でエバンジェリズムを行いながら、様々な具体的な案件を進めているウフルがIoTのスクール事業を始めたということで、IoTイノベーションセンターの土本氏にその内容を伺った。

———なぜIoTイノベーションスクールの事業を始めようと思われたのですか?

弊社はIoTに関する啓蒙や協創によるイノベーションを創出する組織としてIoTイノベーションを2016年4月に立ち上げて以来、さまざまな企業のIoTプロジェクトのご支援をしてまいりました。その中で、さまざまな企業のIoT ビジネスモデル策定をはじめIoTをビジネス化する難しさを共に感じながらも、それらの課題を解決してきたのですが、設立からしばらくすると次なる課題が発生してまいりました。

それがIoTにまつわる人材の不足です。

IoTプロジェクトを牽引される方々と接していると「ビジネスモデルを策定し、いざプロジェクトをスタートすると今度はプロジェクトを遂行する適任者がいない課題が顕在化してくる。人材を育成する必要性はわかっているが、何から教えるべきかが難しい上にIoTが求めるスピード感と人材育成に割く社内リソースならびに研修が存在しない」と言われることが増えたためIoTイノベーションスクールの立ち上げに至りました。

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株式会社ウフル IoTイノベーションセンター マネージャー 土本寛子氏

 

———確かに、人が不足しているというお話はよく聞きます。ところで、これを受けるとどういう人材が育成できるのですか?

IoTイノベーションスクール立ち上げにあたりまずは「IoT講座 –基礎コース」を開講したのですが、この講座の特徴はIoTにまつわる必須スキルを偏りなく網羅的に身につけられるのが特徴です。

IoTの仕組みの構築は従来型のシステム開発のプロジェクト推進とは異なる点が多々あります。IoTはデータを取得するセンサーデバイスからクラウドまでが対象となり、理解しておくべき領域が非常に広いのが特徴です。また技術的な視点だけではなくビジネスを企画・運営するための知識も必要とされる上、それらひとつひとつに専門性が求められます。

このように多くの要素を含むIoTゆえに、まずはIoTプロジェクトに参画しているメンバーと共通言語でコミュニケーションするためにも基礎的な部分を理解していることが必須となります。そのため、今回開講したIoT講座 –基礎コースは、身につけるべきスキルを網羅的に学べるカリキュラムとしております。

よって、受講対象者は「事業企画部門」、「マーケティング担当者」、「エンジニア」の方々はもちろん、クライアントの課題を解決しながら提案を行う「営業」の方などにもお受けいただける内容となっています。

また、講座ではIoTを正しく理解するためにも「IoTとは何か」という点から学び始めるため、必要となる前提知識やキャリアは不要で、個人でのご受講ももちろん可能です。

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ウフル社内

 

———IoTはこれまでのシステム開発と異なるとありましたが、どのような点で異なるのでしょうか。また、IoTを学ぶ上で異なる点はあるのでしょうか。

IT人材の不足はこれまでも課題となっておりましたが、IoTはIT人材の育成とは似て非なる部分が多いと我々は考えております。そもそもIoT自体が従来までのシステム開発手法ではカバーしきれないため、IT人材の延長で育成しようとしてもギャップが生じます。

例えば、システム構築で不可欠な視点であるセキュリティの配慮も、IoTではサーバーサイドのセキュリティだけではなく、デバイスとサーバをつなぐまでの間のネットワークに加え、様々な場所に設置される大量のデバイス自体のセキュリティへの配慮も必要となります。

また、IoTはシステムを作ったら終わりではなく、プロジェクトを推進しながらIoTデータをいかに活用したら良いかを常に検証するため、システムの目的や仕組みが変化していきます。つまり、これまでどおりのシステム開発手法のように機能やデータを確定してからシステム開発を行うというよりも、アジャイル的な開発ならびに柔軟なシステム構成、データ構造が必要とされます。

そのために、今回開講した弊社の講座ではこれらの違いを吸収した上で、必要な知識を身につけられるようにしております。

———なるほど。具体的には、どういう講義内容なのですか?

IoTをビジネス活用の視点で学べるという点が一番の特徴だと考えております。

と言ってもIoTをビジネスで活用するためには技術に関しての知識も必須だと考えており、IoTにまつわる技術に関する基礎知識も学びます。

そのため、カリキュラムとしては、IoTにまつわる知識を網羅できる内容となっております。全8回の構成となっていますが、最初にシステムの全体像やIoTによって実現可能となるデジタルトランスフォーメーションについて学んだあと、各回の講義でデバイス、ネットワーク、クラウド、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど個別のテーマを深堀りしていきます。

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座学だけではなくハンズオンもカリキュラムに組み込んでおり、学んだことが具体的にどういうものなのかを体感としてご理解いただけるようになっています。ハンズオンで使うハードウェアのプラットフォームも、電子工作でよく使われるようなArduinoではなく、量産品質を確保しやすいARM mbedを採用するなど、最終的にビジネスに活かせるIoTを意識してカリキュラムを構成しています。

講座は週一回平日午前中に開催する予定です。IoTプロジェクトにアサインされるメンバーの方々は企業において非常に優秀な方が多く、業務がお忙しいため研修に充てる時間がなかなかない方が選出される傾向にあります。そのため各回を2時間とし、参加しやすくも短期間に集中して知識を身につけられるように講座を企画いたしました。

———講師はどういう方がやられるのですか?

講師は弊社IoTイノベーションセンターのメンバーが講義テーマに合わせて行います。

講師を務めるメンバーは日々IoTプロジェクトに関与しているため、机上の空論ではなく実際のプロジェクトで起こる「IoTあるある」といった内容もお話しできるかと思います。

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———今後どういう展開を考えられていますか?

今回開講した基礎コースはIoTイノベーションスクールの構想の一部です。

今後は基礎知識を身につけられた方向けの応用コースとして、ビジネスモデルデザイン編や技術・ハンズオン編をご提供することでさらなる知識の習得のご支援も考えております。

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また今回の講座の開催を発表して以来、「人数を集めるので自社内で開催して欲しい」などのお問い合わせが増えており、企業単位での個別開催も対応しております。

そして、企業ごとにIoT人材に関する課題も様々なためその企業の人材の課題に合わせたご提案も行なっております。

例えば、まだIoTに対する理解が一部の部署で偏っているが今後のIoTビジネスの展開として他部署の巻き込みが必須とお考えの企業には、まずはIoTに対して興味を持っていただくためのセミナーを実施。そこからさらに人数を絞り込み、密に連携する部署の方々には研修を提供するような流れで社としてのIoT知識の底上げもご支援しております。

———ありがとうございました。

IoT講座 – 基礎コース

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