ABBとIBM 、産業用AIソリューション開発のため戦略提携を発表

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今週開催中ハノーバー・メッセにて、ドイツのABBとIBM が戦略提携を発表した。同提携の目的は、ABBの AbilityデジタルソリューションとIBM Watson Internet of Thingsコグニティブ能力を融合させることでユーティリティー、産業、交通やインフラストラクチャー分野でAIを使用し、新しい価値を提供するという。

AIを使った新しいソリューションの導入で、従来データ収集のみ行っていた工場内のコネクテッド機械が作業員を理解と感知し、サポートができるようになり、コグニティブ産業機械が実現される。

工場内のAIやリアルタイムコグニティブ洞察によって、品質管理の向上、ダウンタイム削減、産業工程の速度や生産性の向上など、重要な課題が解決される。

ABBシステムがリアルタイム生産映像で品物の欠陥をキャプチャーし、続いてIBM Watson IoT for Manufacturingがそれを分析するという仕組みになったが、従来、品質管理は手作業だったため、遅くてエラーがあり得る工程だった。

これからは、新ソリューションが製造工程中の部品を管理し、クリティカル欠陥が検出された場合、アラームで知らせ、品質管理者が迅速に介入できるという。

また、両社がWatsonの予測能力をスマートグリッド用途で使用し、歴史や天候データに基づいて電力提供パターンや需要を予測し、スマートグリッドの運用やメンテ―ナンスの最適化を目指している。温度、陽光や風速の予報に基づいて、電力需要を予測し、最適な負荷管理やリアルタイム価格調整が実現される。

IBMがABBとの提携でWatsonを製造、ユーティリティー、輸送など、新しい産業用途に紹介する機会を手に入れ、これから産業分野で存在感を高めることを期待している。

産業用IoTにとってこのようなOT(operational technology、運用技術)技術やデータを持っている企業とそのデータを処理できるIT企業の協業が不可欠である。

Source: IBM Internet of Things blog

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