インフォテリア、エッジコンピューティングのためのミドルウエア「Gravio」を発表

6月21日、インフォテリア株式会社は、IoT向けの「Gravio」という新製品の提供開始を発表した。インフォテリア社というと、日本で導入数6000社を突破している 「アステリア」という企業向けデータ連携製品を提供している企業であり、日本初のXML専業事業者である。

同社は今までシステムを繋ぐ技術、「システムとヒトを繋ぐ技術」、さらに「ヒトとモノを繋ぐ技術」を開発と展開し、それによって入手した知識を活かし、今回はシステムとモノを繋ぐプラットホーム開発に挑んだということだ。

「Gravio」の開発背景になったのは、エッジデバイスが企業の情報システムにとって欠かせないインフラになるという同社のビジョンである。そのビジョンに基づいて、インフォテリア社が近い未来に必要となってくるソフトウェアの開発に取り組んだという。

「Gravio」は、システムとモノを繋ぐエッジミドルウェアであり、センサーからのデータ取得し、管理と制御を可能にする。また、プログラミングができない人でもIoTデバイスを設定できるように、インフォテリア社が長年培ってきたノンプログラミング手法を「Gravio」に適用した。

同サービスのアプリケーション「Gravio Studio」は6月21日からWindows Storeからダウンロード可能になっている。

インフォテリア社は、「使いやすいプラットホーム開発」を追及してきており、多くの人がなじみのある環境でのIoT開発を実現するため、「Gravio」はWindows10環境で動作する。

Infoteria Gravio

Infoteria Gravio

Gravioの設定も簡単な流れになっている。Windows10搭載PC, Gravio が認証しているセンサーデバイスを用意し、Windows StoreからGravio Studioをダウンロードした後、アプリにサインアップし、Gravio上でセンサーの認識と登録を行い、各センサーが実施する動作フローを作成するという流れだ。Gravio が9種類のデータがとれるセンサーに対応できる。

Infoteria Gravio
設定手順は簡単
Infoteria Gravio
各種センサーデバイスと対応を進めていき、今後デバイスの制御までやっていくということだ

同ソリューションがデータ保管やデータ処理の他、下がりの命令実行もできる。さらに、データ増量に備え、クラウド型への変更オプションが提供されており、高い拡張性が可能である。

GravioはBluetooth、WiFi、COMなどの通信技術に対応しており、インターフェース・デザインに関しては直感的に使えるものにこどわったという。

Infoteria Gravio
Gravioの画面のイメージ

Gravio によって管理されているのは、エリア(管理したい場所)とレイヤーに分けられている。ちなみに、レイヤーとは、1つのセンサーがとれるデータのことで、例えば、湿度は一つ目のレイヤー、温度は二つ目のレイヤーといった、管理したいパラメーターに合わせてレイヤー数を決めるものだ。

現在、インフォテリア社は2つのGravioサービスプランを提供している。

GravioBasicは1つのエリア、2レイヤーに対応している無料のプランで、GravioStandardは2つのエリア、4レイヤーに対応し、月2万円で利用できるプランだという。

2017年12月ごろに、同社は、GravioPremiumとGravioEnterpriseというプランを紹介する予定しているが、現在は市場を育てながらGravioを展開するつもりだということだ。

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