NordicのSoCがオプテックスの「セーフメーター」に採用、運転記録をワイヤレスでデータ転送し営業車の危険運転を抑止

超低消費電力無線ソリューションのプロバイダーであるNordic Semiconductor(以下、Nordic)は本日7月3日、オプテックス株式会社が、企業の営業車の危険運転を抑止すべく設計された、NordicのBluetooth low energy技術採用の安全運転支援装置「セーフメーター」を発売したことを発表した。

セーフメーターは、NordicのnRF51822 システム・オン・チップ(SoC)を採用した、Braveridge製 Bluetooth low energy モジュール「BVMCN5103」を搭載している。

セーフメーターは車両のダッシュボードに貼り付けて使用し、動作中、急発進や急ブレーキ、急ハンドルなどを内蔵の3軸加速度センサーで記録する。オプテックスの説明によると、事故発生の可能性が生じるとセーフメーターは運転者にアラームやアイコンで直ちにフィードバックを出し、是正措置を講じられるようにするという。また、セーフメーターは運転者に、わかりやすい安全運転「カウント」を表示し、安全運転への「気づき」を促す。運転中に記録された「事象」が少ないほど、装置のディスプレイに数字で表示されるカウントが上がるという。

セーフメーターはNordic製品を搭載したBraveridge製モジュールの Bluetooth low energy 無線接続を使用して、Bluetooth 4.0(およびそれ以降)のスマートフォンまたはタブレットにペアリングされ、運転者の運転成績データをiOSおよびAndroid対応セーフメーター・アプリにデータ転送可能。アプリから運転者の運転記録を会社のクラウド・プラットフォームにアップロードでき、そこから車両管理責任者などが社員の運転成績をチェックできるという。

リチウム電池1本で動作するセーフメーターは、Nordic製SoCが超低消費電力であることなどから、標準動作で最大12か月間動作する。

NordicのnRF51822は、Bluetooth low energyおよび2.4GHz超低消費電力無線アプリケーションに最適な高性能かつ柔軟性の高いマルチプロトコルSoC。nRF51822は32ビットARM CortexTM M0 CPUと256kB/128kB フラッシュ、32kB/16kB RAMを搭載している。内蔵の2.4GHzトランシーバはBluetooth 4.2に完全準拠している。

オプテックス株式会社の開発センター企画課長、鵜飼 享氏は次のように述べている。
「当社が Braveridge製モジュールを選択したのは、それが NordicのnRF51822 SoCを搭載しており、記録されたデータをスマートフォンを介してアップロードするシンプルで簡単な方法を提供していたためです。もう一つの重要な要因は、nRF51822 SoCはウェイクアップ時間が速く、RFアクティブ時間が短く、待機時の消費電力がきわめて低いため、バッテリー消費電力を最小限に抑えることができることでした。NordicのSoCは消費電力が低いため、当社はバッテリー容量の余力をデバイスのユーザーインターフェイスの充実化に回すことができました。」

【関連リンク】
ノルディック(Nordic)
オプテックス(OPTEX)
ブレイブリッジ(Braveridge)

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