NVIDIAのVolta AI スーパーコンピューターを搭載した「DGX-1」、ボストンの医療研究チームで運用開始

この記事はNVIDIAのブログ記事で発表された内容である。

NVIDIAは、Volta AI スーパーコンピューターを搭載したDGX-1をCenter for Clinical Data Science(CCDS)に提供したと発表した。

CCDSは「AIによる医学の進歩」を目的とする、臨床医、研究者、データ科学者、製品開発および翻訳のエキスパートから構成される医療研究チームだ。

既にCCDSは、NVIDIAの第1世代DGX-1 AI スーパーコンピューターを昨年12月より運用しており、現在では医療用画像に潜む異常やパターンを「認識」できるようにマシンをトレーニングすることに成功している。これまで数十の医療用トレーニングアルゴリズムを開発しており、これには放射線医学、心臓学、眼科学、皮膚科学、精神医学などの医療分野が含まれている。

CCDSデータセンターのDGX-1システム上に構築された学習済みニューラルネットワークは絶えず世界中の無数の医用画像を取り込み続けており、ボストン地区の放射線科医には、MRI、CAT スキャン、X 線画像などから疾患を素早く正確に診断する助けとなる「AIアシスタント」が日々のワークフローに組み込まれる日がそう遠くはない未来に実現する見込みだという。

学習済みニューラルネットワークは、ピクセル単位の超人的な画像評価を行い、他のデータスコアを高速で分析できるため、医師はより正確な診断と治療計画を行うことができる。例えば、医用画像を診断する放射線科医は通常、受け取った順に画像を診断するが、AI支援画像診断の場合、最も問題のあるものを最優先で診断できるよう画像を「トリアージ」することが可能だ。

NVIDIAのVolta AI スーパーコンピューターを搭載した「DGX-1」、ボストンの医療研究チームで運用開始

今回のVoltaを搭載した新しいDGX-1は、前世代のDGXの3倍高速というAI処理能力を実現しており、最大800基のCPUに相当するパフォーマンスを1台のシステムで提供する。一方、同時にCCDSで運用開始予定のAI開発用パーソナルスーパーコンピューターDGX Stationは、デスクサイドに収まるほどの大きさで、400基のCPUに相当する処理能力を約1/40の消費電力で提供するという。

提供:NVIDIA

【関連リンク】
エヌビディア(NVIDIA)
CCDS

Previous

ルネサスとコージェント、次世代の自動駐車システムに向けた3Dサラウンドビューソリューションの開発で協業

富士通、音響センシングでプライバシーに配慮した「居住者の見守りソリューション」を介護業界へ導入

Next